ブナの中庭で

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女性の力を生かす社会にしたいな

2008年10月29日 | いろいろ
ジェンダー・エンパワーメント指数(GEM:gender empowerment measure)というものがあります。
国連開発計画(UNDP)が1995年に国連報告書に導入した手法で、女性が積極的に経済や政治活動に参加し、意思決定に参画しているかどうかを測るもの。
男女の国会議員比率、男女の専門職・技術職比率と管理職比率、男女の推定勤労所得などを用いて算出されます。
さて日本は93カ国中何位だと思いますか?
答は、なんと54位(「人間開発報告書2007/2008」)。
女性の活躍が期待されて久しいのに、まだまだ現実は厳しいのが、日本です。

下図は国家議員に占める女性の割合。日本は9.4%と低迷‥‥。
これでは女性の声が国政に届きませんよ~。


次は大学等の研究機関で働く女性研究者についてです。
研究者のうち女性が占める割合、日本では12.4%。
これは先進国の中では際立って低く、例えば米国は34%、英国では26%です。


名古屋大学は2004年、「業績が同等なら女性を積極的に採用する」という方針を掲げました。
その結果、教授や準教授への女性登用が増え、女性比率が11.7%。
これは東大や京大など国立主要7大学中ではトップ!
このようなよい仕組みはぜひ拡大していってほしいです。

女性が働き続けていくためには、育児や介護などの家庭生活との両立がしやすい環境づくりが重要です。
そして女性にとって働きやすい職場は、男性にとっても働きやすいはず。
女性の力が十分生かされる日本に、はやくなってほしいなぁ。

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