ブナの中庭で

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山で得る気象データ

2014年07月28日 | 山のいろいろ
奥黒部、内蔵助沢出合でも気象庁ホームページにアクセスでき、助かりました。

***
7月27日(日)午前3時過ぎ、テントを揺さぶる生温かい風に目が覚めました。
前日は丸山東壁左岩稜のクライミングで14時間行動だっため疲れ、グッスリ寝入っていました。
その眠りを覚ますような、生温かさ。

「?」
テントから空を見上げると、雲が速く動いています。
とりあえず眠さに勝てず、ウトウト。

「しかし暑い、おかしいぞ」
再び目を覚ましスマホで気象庁にアクセス。
驚きました。入山前では予測できなかった低気圧が急激に発達し、寒冷前線が迫っていたのです。
かなりの激しい雨量が予測されています。

同行のTさんを起こし、急いでテントを撤収し、ひたすら黒部湖駅へ戻りました。

駅へ到着寸前に激しい雨が降り始めました、やれやれ。


黒部の谷でも気象庁ホームページを見ることができるとは、何て便利なのでしょう。
以前はNHKラジオの気象通報で天気図を描いていましたが、現代は気象庁のサイトです。
今回は夏の雨なので被害は小さいでしょうが、冬なら嵐で遭難も考えられる天候の急変でした。

今後は登山中も気象庁の情報を活かせば、かなり気象遭難は減らすことができると確信した経験でした。
(天気図とアメダス情報;出典は気象庁)




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