ブナの中庭で

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中谷宇吉郎の書

2008年06月26日 | いろいろ
中谷宇吉郎(なかやうきちろう)。
明治33年(1900年)石川県加賀市片山津生まれ、東京帝国大学卒。元北海道大学教授。
世界で初めて人工雪を造ることに成功しました。

雪の結晶形は上空の温度、湿度によって決定されます。つまり地上で雪の結晶を観察すれば、上空の気象が分かるということ。
高層気象観測データが豊富に入手できる現代とは異なり、戦前は高層気象観測は夢のまた夢。上空の気象を知るには、雪の結晶を観察するしか方法は無かったのです。

「雪は天から送られた手紙である」
なんてロマンティックなフレーズなのでしょう。
冒頭の写真は、職場の図書室にあるものです。

中谷先生は、私の高校の先輩(彼は旧制中学校ですが)。
高校時代に私は彼の代表的著書「雪」(岩波新書、1938年)を読み、いたく感激。
即座に進路先を、地球科学気象学専攻に決めてしまいました。
(ホント単純ですね~)
そしてその後は??

これは宇吉郎先生のお墓。さすが、お墓まで六角柱!


墓石表面には先生の雪の結晶スケッチが彫り込まれています。
なかなかすてきなデザイン、加賀市片山津、柴山潟の近く、白山を望む地にあります。ぜひ一度ご訪問を。
また以前、このブログで紹介した中谷宇吉郎 雪の科学館 も近くです。いいですよ~。

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
雪の科学館 (わらじ)
2008-06-26 18:33:02
Repuさんお久しぶりです。
足の具合はどうですか?
ブログには毎日訪問していますが
 
雪の科学館、ちょっと興味を持ちました。
友達誘って行って見ます。
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わらじさんへ (Repu)
2008-06-26 19:44:03
コメントありがとうございます!
私もわらじさんの日記には必ず訪問しているんですよ、コメントしなくてごめんなさい。
雪の科学館はお薦めです。そしてせっかく大聖寺いらっしゃるなら深田久弥山の文学館、九谷焼美術館もぜひぜひ。ついでに大聖寺の町を歩いてみてね。
大聖寺は江戸時代、大聖寺藩の城下町でした。スケールは小さいけれど町並みも保存されています。わらじさんなら錦城山にも駆け上がって楽しめますよ!
そして、九谷焼美術館のティールームは逃してはいけませんぞ。素晴らしい九谷焼で美味しいコーヒーが飲めます
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大聖寺 (わらじ)
2008-06-26 22:48:24
大聖寺は良い所ですね、2年ほど前に町の広報の募集で大聖寺の1日ツアーに参加したことがあるんです。ガイドさんの案内で、時間の制限があったので、どれも駆け足だったんですが、山の下寺院群~錦城山城址~長流亭~大聖寺流し舟~深田久弥山の文学館(三角おにぎりの入るお弁当箱も買いました。)~九谷焼美術館(コーヒーも飲みましたよ。)もう一度ゆっくり訪れたいと思ってます。
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そうでしたか (Repu)
2008-06-27 04:19:46
わらじさんの回られたコースは大聖寺ハイライトですね、さすが~
では中谷宇吉郎 雪の科学館へGO!
晴れた日ならティールームから見る白山が素晴らしいです。
そしてもし歩きたいなら、木場潟一周をお薦めします。
花菖蒲はそろそろ終わりかけだけど、まだ十分楽しめますよ。

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