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北岳・バットレス第四尾根

2010年08月18日 | アルパインクライミング
所属する山の会の夏合宿は北岳バットレス。人気のクライミングエリアです。
登攀初級者の私でも大丈夫、とのことでウキウキ・ドキドキで当日を迎えました。

当初、8月14~16日でピラミッドフェース~第四尾根の継続登攀の計画でしたが、14日は天候が悪かったため15~16日で第四尾根だけに変更して実施となりました。

初日は広河原から白根御池小屋までなので、のんび~り歩くだけ。今回の参加は私を含めて5名です。

小屋はお盆の割には人が少なく、聞けば1週間ずっと雨が続き登山者は少ないそうです。
やった!混雑することで有名なバットレスも、もしかして空いているかも~♪

迎えた8月16日、絶好の快晴、クライミング日和です。
小屋からバットレスの壁を見ながら出発。


二俣を超え大樺沢に沿って進み、右手から入る小さなバッドレス沢をつめます。
目標は巨岩、ここを右手に入りました。


小1時間で下部岩壁に到着し、まずは登攀2ピッチです。
結晶片岩のズベッとした岩質で初心者の私にはなかなかキツイよ~。でも易しい2ピッチ目はリードさせてもらいました。

その後、Cガリーを横切り左にトラバースするのですが、最初はトラバースの踏み跡が見つけられず、Cガリー左横のクラックに入り込んでしまいました。しかしここは落石の嵐!冷や冷やしながら戻ることに。
ここのコース取りは要注意ポイントです。

なんとか踏み跡を見つけトラバースし第四尾根の取付きテラスに到着。ここからは富士山や鳳凰三山が望まれる大展望。
(もっとも私は、これからの登攀への緊張でそれを楽しむ余裕も無かったですが‥‥

1ピッチ目はコーナークラックからフェイス。

5ピッチ目で「マッチ箱のピーク」へ。
ここはバッドレス第四尾根のシンボルといえるところで、懸垂10m。
素晴らしい高度感!


右手にクラックの発達するフェイスを登りリッジへ抜ける6ピッチ目。Nさん颯爽とリード。


7ピッチ目の登攀を無事終え満開のお花畑を登ること20分で、北岳山頂に到着。
満足感でイッパイ。


下山ルートは吊尾根分岐より八本歯ノコル経由で二俣へ、そして広河原へと下りました。


北岳バットレス第四尾根は、岩は硬くしっかりしていて、快適なリッジ&フェースクライミングが楽しめました。初級者の私でもリードすることができ、大満足。

ザイルを組んでくださったNさんには終始サポートしていただき、ありがとうございました。
(Nさんの迅速なザイルワークは圧巻!

小屋出発5:30、第四尾根登攀終了12:10、北岳山頂12:40~13:00、広河原16:05

2 コメント

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Unknown (Pearsword)
2010-08-18 20:43:10
これは、凄い!素晴らしい!
マッチ箱は写真見ただけでも高度感が伝わってきますね。素晴らしい。
有意義なお盆でしたね、Repuさん。
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ありがとう (Repu)
2010-08-19 04:24:05
自分の実力ではなくザイルパートナーのお陰で登らせてもらったというのが実状ですが。技術を磨いて、また次の挑戦をしたいです!コメントいつもありがとうございます。
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