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結晶片岩・Schist

2010年08月19日 | 地質・地形・地球科学
日本列島の周辺、地球科学的には4枚のプレート(ユーラシア、フィリピン海、北米、太平洋の各プレート)が存在。それらが押し合いへし合いし隆起して形成されているのが、日本列島です。
押し合いへし合いするから、地下ではとんでもない高圧状態に。
その証拠が、この結晶片岩なんです!


高圧でプレスされた証拠は、鉱物が一定方向に並びベタ~としたフェイスを作りやすく、また板状に割れやすいという特徴があります。



先日登った北岳バットレス、大部分がこの結晶片岩でできていました。




剥がれやすいため、第四尾根へ取り付く前の下部岩壁では岩が剥がれてボロボロ。落石も多く、ルンゼのトラバースには気を使いました。


アルプスのマッターホルン。


この山を構成する岩石のひとつが、結晶片岩。
鉱物が一定方向に並び板状に剥がれやすい、という教科書どおりの露頭でした。

アルプスも強大な圧縮の力で盛り上がって形成された証拠なのです!


2 コメント

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これが結晶片岩ですか (Nekton)
2010-08-20 21:53:12
先日は、つまらない話に付き合っていただきありがとう。
これが、そのとき聞いた結晶片岩ですか。
写真でみても取り付きにくそうな岩盤ですね。
気をつけてくださいね。
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こちらこそ (Repu)
2010-08-24 06:20:14
楽しかったですね!海洋土木のお話も興味深かったです。またお会いしましょう~
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