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日尾谷に見る飛騨片麻岩

2020年08月06日 | 地質・地形・地球科学
見事な縞模様を呈して。

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8月1日に沢登りで詰めたのは、神通川水系百瀬川日尾谷。


谷に入ると間もなく現れたのは、片麻岩でした。
見事な縞模様は、高温高圧化で変成作用を受けて形成された証拠。

典型的な片麻岩の特徴です。

飛騨片麻岩は飛騨地方北部から富山県南部に分布し、日本列島でも最も古い時代に形成された変成岩の一種。
母岩は泥岩や砂岩、石灰岩、火成岩などで、約20億年前から約4億年前まで何回にもわたり変成作用を受けて形成されました。

この飛騨片麻岩を貫き流れる日尾谷では、見事な露頭が見られます。




このポイントで2人が乗っているのも、飛騨片麻岩。

私は足元の片麻岩に目を奪われ、思わずスリップしそうになりました(^^ゞ

私のような地学屋にとって沢登りは最高の巡検です。

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