ブナの中庭で

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コロンビアのお弁当

2008年10月04日 | Colombia
「世界のお弁当」という本を読んでいたら、メキシコのページがありました。冒頭写真で右側が、おなじみのタコス。トウモロコシの粉を焼いたトルティージャTortillaに、様々な具をはさんで食べます。
お好きですか?香ばしさがたまらないっ、超美味しい~よ~

私はメキシコに3ヶ月間滞在したことがあり、このトルティージャを来る日も来る日も食べていました。トルティージャにもトウモロコシの種類によって淡黄色、濃黄色、白色、紫色などいろいろあります。また、カリカリ焼いたものからしっとりタイプまで多様、具もトマト、レンズ豆、鶏肉、魚など、実にバラエティに富んでいました。
そして『コロナビール』にライムを絞ったものが、あうんですよ。
実に軽快な味! ううっ、飲みたいっ!


「世界のお弁当」(服部直美著、情報センター出版局、2008年5月)

2年暮らしたコロンビアでのお弁当は、といえば、まずアレパ。
やはりトウモロコシの粉を丸くまとめて焼いたもの。主食格なので味はほとんど無く、外側はパリパリ、内側はしっとり。
メキシコのトルティージャとは異なり、色は白色のみでした。


次に、パタコン。

軽くつまむスナック的存在で、プラタノ(あまり甘くないバナナ)を輪切りにして2度揚げしたもの。1回揚げ、お皿の裏側でギュっとつぶし広げてもう一度揚げると、パリッと美味しくなります。軽く塩をふって食べると、内部はホクホク、お芋のような美味しさ。
もう一回、食べたいなぁ

最後はチチャロン。豚の皮や皮下脂肪、バラ肉を揚げるか焼くかしたもの。

若いコロンビア人はみなさんチチャロンが大好物で、紙で包んだものを歩きながら食べていました。噛むとジュワーと脂がにじみ出るくらいのものが人気。

しかし、かなりの高カロリーです。
コロンビアでは子どもや少年少女は皆ほっそりとしていて綺麗です。(実際、ミスユニバースの常勝国。)しかし20歳過ぎると急にブクブク太りだし、30歳すぎればドラム缶ぞろい‥‥。チチャロンが原因のひとつだと思うけど‥‥。
「なぜ太らないのか?」とよく尋ねられましたが、「私はチチャロンを食べないからよ」と答えると、皆一様に肩をすくめていましたね~。

いずれにせよ、コロンビアのお弁当は「お弁当」というような雰囲気ではありません。日本の幕の内ような「芸術的」なものはありませんでした。

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