ブナの中庭で

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四国で見た鹿の食害の惨状

2014年05月24日 | 生物多様性
これは酷い!三嶺での現状を報告します。

5月19日、名頃登山口から登り始める。
「?」凄い違和感でした。森の下草が一切と言っていうほど見当たりません。

林床は裸。
やがて理由が分かりました。鹿の食害でした。


鹿の侵入を防ぐため、延々とネットが張られています。

その効果は確かに感じられます。ネットで保護された部分には、ちゃんと林床が緑です。


鹿は樹木の表皮をはいで食べてしまいます。

食べられた樹木はやがて枯れてしまう。
枯死した木を多く見ました。(涙)

三嶺地区では、地元NPOやボランティアと森林管理署、および徳島県が協力して、樹木に食害防止ネットをかけてありました。
1本1本、大変な手間がかかることでしょう。


三嶺山頂近くからみた、名物の笹原。

鹿の通った跡が踏まれた「鹿道」が見られました。

山頂近くまでネットが張られ、登山道との交差点には、丸木の橋が設置されていました。
ここは鹿が通り抜けられないそうです。


私の地元、白山にも鹿が進出してきたとのの報告を聞いています。
鹿が増えれば、白山の名物のお花畑も壊滅することでしょう。
大変心配です。

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