休日に働いたご褒美を頂いて、5月28日は休日となりました。つまり26日から繋げば3連休です!
どの山域に行こうか、ウレシイ悩み。
結論は、剱沢小屋に泊まってのチンネ登攀。パートナーはノルベルトさんとNobukoさん、ともに尊敬するクライマーのお二人。どうぞよろしくお願いします。
5月26日、室堂から剱御前小屋を経て剱沢小屋までのゆったりコース。
剱御前小屋からの剱岳、いつもながらホレボレ~。
これまで登った源次郎尾根や八ツ峰がクッキリ見えます。感激もひとしお。
2日目5月29日、朝3時30分剱沢小屋出発。剱沢雪渓を下り長次郎出合から長次郎雪渓を登ります。
長い雪渓、必死で登りました。日が登り始め山々が照らし出され、実に美しかったです。
長次郎雪渓は右俣から登り上げ、稜線から池ノ谷ガリーを下りました。これがナカナカの急斜面で、へなちょこの私はダブルアックスのバックステップで下りました。ふぅ~緊張した~。
出たのは三の窓です。
私は三の窓は初めてです。
三の窓と言えば「クライマーの聖地」!その末席の補欠に加えてもらったような気がして、感激でした。
さてここから、いよいよ、チンネの登攀です。ルートは最もポピュラーな左稜線を登りましょう!
ところが、左稜線にむかうトラバースルートは雪が非常に不安定な状況、クラックも多数入っています。
撤退か‥‥、と思われたその時、
Norbertさんは「ダイジョーブ、登れるルートを探しながらイキマショウ!」
果敢に雪面をアタックし、登れるルートを探しました。
そして各ルートの途中に残る雪を避けながら、クライミングルートを作っていきます。
(さすが‥‥、と感激)
やばい雪面とルンゼから岩壁にとりつき、魚津高ルートや中央チムニーを繋いでいきました。
途中の2カ所、非常に厳しいトラバース。
告白します、ここで私は恐怖のため絶叫しました。(恥、とほほ)
(だって、すさまじい高度感、おそらく1000mを超えています。)
厳しい状況にも終始安定したリードクライミングとザイルワークのNorbertさん、心より尊敬。
中央ルンゼルートから中央バンドに出て、もう一度「絶叫トラバース」。
Norbertさん、浮石と微妙なフェース、よくリードしたなぁ‥‥。
ようやく左岩稜に合流でき、核心部(5級)の小ハング。
さすが人気ルート、たくさんの支点がありました。
振り返ると美しい山並み、この風景を目にすることができるだけで胸がイッパイ~。感謝、感激。
左稜線も終盤、気持ちいい岩稜帯が続き最高です~
14ピッチの登攀を成功させて到着したチンネの頭、嬉しかったです。
し・か・し、
すでに時刻は4時を過ぎていました。
しかも時折雷と霰まで降ってくる始末。
感激にひたる余裕もなく、終了点から懸垂2ピッチで池ノ谷ガリーへ下り、少し登りかえして長次郎雪渓の頭へ。
ここから長次郎雪渓を下り(標高差約1000m)、その後は剱沢小屋までの登り返し(標高差600m)。
いやはや、長次郎雪渓の登り返しは厳しかったです。
日没に染まる空。やがて訪れる闇。
20時30分、剱沢小屋に到着となりました。
17時間にわたる長い一日の終わり。疲れた~
でもチンネを登ることができた感激も、いっぱい。
チンネは剱岳最深部の岩場、アプローチの遠さから遠慮する人が多いと聞いていますが、周囲のアルパイン風景に浸りながら登攀できる、すばらしい環境です。
みなさまもぜひチャレンジしてくださいね。
最後に、20時30分と遅くまで待っていてくださった剱沢小屋のみなさま、本当にありがとうございました。
どの山域に行こうか、ウレシイ悩み。
結論は、剱沢小屋に泊まってのチンネ登攀。パートナーはノルベルトさんとNobukoさん、ともに尊敬するクライマーのお二人。どうぞよろしくお願いします。
5月26日、室堂から剱御前小屋を経て剱沢小屋までのゆったりコース。
剱御前小屋からの剱岳、いつもながらホレボレ~。
これまで登った源次郎尾根や八ツ峰がクッキリ見えます。感激もひとしお。
2日目5月29日、朝3時30分剱沢小屋出発。剱沢雪渓を下り長次郎出合から長次郎雪渓を登ります。
長い雪渓、必死で登りました。日が登り始め山々が照らし出され、実に美しかったです。
長次郎雪渓は右俣から登り上げ、稜線から池ノ谷ガリーを下りました。これがナカナカの急斜面で、へなちょこの私はダブルアックスのバックステップで下りました。ふぅ~緊張した~。
出たのは三の窓です。
私は三の窓は初めてです。
三の窓と言えば「クライマーの聖地」!その末席の補欠に加えてもらったような気がして、感激でした。
さてここから、いよいよ、チンネの登攀です。ルートは最もポピュラーな左稜線を登りましょう!
ところが、左稜線にむかうトラバースルートは雪が非常に不安定な状況、クラックも多数入っています。
撤退か‥‥、と思われたその時、
Norbertさんは「ダイジョーブ、登れるルートを探しながらイキマショウ!」
果敢に雪面をアタックし、登れるルートを探しました。
そして各ルートの途中に残る雪を避けながら、クライミングルートを作っていきます。
(さすが‥‥、と感激)
やばい雪面とルンゼから岩壁にとりつき、魚津高ルートや中央チムニーを繋いでいきました。
途中の2カ所、非常に厳しいトラバース。
告白します、ここで私は恐怖のため絶叫しました。(恥、とほほ)
(だって、すさまじい高度感、おそらく1000mを超えています。)
厳しい状況にも終始安定したリードクライミングとザイルワークのNorbertさん、心より尊敬。
中央ルンゼルートから中央バンドに出て、もう一度「絶叫トラバース」。
Norbertさん、浮石と微妙なフェース、よくリードしたなぁ‥‥。
ようやく左岩稜に合流でき、核心部(5級)の小ハング。
さすが人気ルート、たくさんの支点がありました。
振り返ると美しい山並み、この風景を目にすることができるだけで胸がイッパイ~。感謝、感激。
左稜線も終盤、気持ちいい岩稜帯が続き最高です~
14ピッチの登攀を成功させて到着したチンネの頭、嬉しかったです。
し・か・し、
すでに時刻は4時を過ぎていました。
しかも時折雷と霰まで降ってくる始末。
感激にひたる余裕もなく、終了点から懸垂2ピッチで池ノ谷ガリーへ下り、少し登りかえして長次郎雪渓の頭へ。
ここから長次郎雪渓を下り(標高差約1000m)、その後は剱沢小屋までの登り返し(標高差600m)。
いやはや、長次郎雪渓の登り返しは厳しかったです。
日没に染まる空。やがて訪れる闇。
20時30分、剱沢小屋に到着となりました。
17時間にわたる長い一日の終わり。疲れた~
でもチンネを登ることができた感激も、いっぱい。
チンネは剱岳最深部の岩場、アプローチの遠さから遠慮する人が多いと聞いていますが、周囲のアルパイン風景に浸りながら登攀できる、すばらしい環境です。
みなさまもぜひチャレンジしてくださいね。
最後に、20時30分と遅くまで待っていてくださった剱沢小屋のみなさま、本当にありがとうございました。
ついに、念願のチンネ制覇ですか!おめでとうございま~す。
本当にアプローチが長いですよね。
私は秋でしたが、三の窓につく前に周りは真っ暗になってましたね。テントから見える富山湾の漁火や能登半島が綺麗だったことを思い出します。
チンネは中央バンドで登りましたが、左稜線を登っていないので、機会があったら行きたい・・・体力次第かな
アプローチが遠いけど、魅力的な岩場。私ももう一度行きたいな。(戻ってきたばかりなのに、もうこんなこと言ってる自分に呆れますが)