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金沢城の石垣

2013年11月18日 | 地質・地形・地球科学
先週、ESD石川tの学習会で訪れた金沢城公園。
場内には550種類もの植物が育ち、豊かな緑の回廊をなしていることを知りました。

熱心に植物の解説をして下さる講師のY先生、その横で私はキョロキョロ。
どうしても岩石が気になります。

金沢城では「石垣巡り」ができるほど、各時代の様々な技法、岩石を見ることができる場所。


これは「野面(のずら)積み」。
自然の石や粗割りした石を積む技法で、東の丸北面で見ることができます。


「打ち込みハギ」は割石を積む技法で、菱櫓や五十間長屋で見ることができます。

岩石に赤色と青緑色があるのがわかりますか?


金沢城で用いられている岩石は、金沢の東にある火山「戸室山(とむろやま)」から切り出された「戸室石」。
分類的には安山岩です。

*戸室石と安山岩については、こちらへ

2010年、戸室山近くの豊吉川の沢登りに行ったことがあります。
その時、川底には赤色と青緑色の岩石が輝いていて、感激しました。

*豊吉川の沢登りについては、こちらへ

赤色(赤戸室)、青緑色(青戸室)は、含有する鉄の色。マグマから岩石ができたとき、酸素の供給状態によって色が変わったとされています。


金沢城の石垣については、金沢城公園案内所で無料配布されているパンフレット「金沢城石垣巡り」を参考に、ぜひ見学してみてくださいね。

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