ブナの中庭で

ようこそブナの中庭へ!大好きな登山や山スキー、環境問題や自然のことなどいろいろ綴っています。

安山岩 Andesite

2012年06月06日 | 地質・地形・地球科学
日本に多い岩石、安山岩(あんざんがん)。
英語ではAndesite、語源はAndesアンデスの、ite岩。
粘性が中程度のマグマが地表や地表近くで急激に冷却され固結してできる岩石で、分類は火成岩の火山岩に属します。
この安山岩が火山を作ると、富士山型の成層火山(コニーデ)を作ります。

冷えて固まる際に収縮するため、亀裂が入ることがあり、これが節理。

福井県の東尋坊、これは柱状節理。
他にも放射状節理や方状節理など、割れ目の入り方もいろいろあります。

クライミングの岩場にも、よく見られる岩石の安山岩。
トップの写真は錫杖岳(岐阜県)。アプローチ登山道を登っていくと突然姿を現す巨大な岩壁は、なかなか圧倒的です。


福井県の黒岩。ときどき練習にいっています。

上手にならないけれど‥‥。とほほ
東伊豆の城ヶ崎も安山岩のようです。
(ここは行ったことないです。登ってみたいな)

白山の山頂部でも見られます。
とくに良いのが、大汝峰の山頂周辺に見られる「角閃石安山岩」。

黒いキレイな斑晶(大きな結晶)が角閃石です。キラキラ輝いて見事ですよ。

地学を学んで山に登ると、楽しいことがいっぱい発見できます!

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (morimiki)
2012-06-06 20:12:00
またどこかの岩場で実物を見ながらいろいろ教えて下さい。
返信する
morimikiさんへ (Repu)
2012-06-06 20:13:01
いいですよ~!
でも、ちと授業料高いかも
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。