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宵の明星

2013年09月20日 | 気象・天文・自然現象一般
9月19日は中秋の名月でした。月が登る東の空を眺め、月を愛でた人は多いと思います。

そして今晩も月、美しく輝いていますね。
ぜひ「まわれ右」をして日没前後の西の空を見て見て下さい。

明るく輝く星、それは、金星。

金星は地球の内側を公転する惑星なので、地球からの見え方はチョット複雑。


現在は夕方、日没の前後に見える、東方最大離角(宵の明星)。
望遠鏡で見ると、このように見えているはず。


もうしばらくすると見えなくなり(内合)、やがて夜明け前、東の空に輝く「西方最大離角」になります。

金星はその美しく輝く姿から美の神様「ビーナス」と呼ばれてきました。

実際の金星は、厚い大気(二酸化炭素)に覆われ、高い温室効果のために地表の温度は推定470℃。
太陽系で最も高温の灼熱の星です。


(画像:国立天文台、岐阜大学より転載)

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