
著者のひとりデニス・メドウス氏は30年も前に「成長の限界」を書き、今日の地球環境危機を正確に言い当てた人。
この本では、現在の環境の危機をデータで検証し、9つのシナリオを設定して地球の未来をシュミレーションしています。
これによると「シナリオ9」のみが「持続可能な社会が実現する」とあります。
ではその「シナリオ9」とは?
・1カップルに子どもは2人として人口を80億人に安定化
・資源の利用効率、土地保全技術、汚染除去技術を向上させる
・農業の収穫率を向上させる
そうすると、2100年でも各種の資源は埋蔵量の50%が残り、1人あたりの食糧は十分で生活水準が維持される、と予測されるそうです。
ではどうすれば、そのような社会を実現していけるのか?
著者は「平和的な変革に向けたアプローチ方法」として、次の5点をあげています。
・ビジョンを描くこと
・ネットワークをつくること
・真実を語ること
・学ぶこと
・慈しむこと
非常に抽象的で頼りないツールのように思えますね。
しかしこの本を読み進めると、大きな変化につながる可能性があることを感じました。
私にとっては、根本的な考え方が揺すぶられる本でした。

「地球のなおし方」ドネラ・メドウズ、デニス・メドウズ、枝廣淳子著
ダイヤモンド社、2005年、1200円+税
この本では、現在の環境の危機をデータで検証し、9つのシナリオを設定して地球の未来をシュミレーションしています。
これによると「シナリオ9」のみが「持続可能な社会が実現する」とあります。
ではその「シナリオ9」とは?
・1カップルに子どもは2人として人口を80億人に安定化
・資源の利用効率、土地保全技術、汚染除去技術を向上させる
・農業の収穫率を向上させる
そうすると、2100年でも各種の資源は埋蔵量の50%が残り、1人あたりの食糧は十分で生活水準が維持される、と予測されるそうです。
ではどうすれば、そのような社会を実現していけるのか?
著者は「平和的な変革に向けたアプローチ方法」として、次の5点をあげています。
・ビジョンを描くこと
・ネットワークをつくること
・真実を語ること
・学ぶこと
・慈しむこと
非常に抽象的で頼りないツールのように思えますね。
しかしこの本を読み進めると、大きな変化につながる可能性があることを感じました。
私にとっては、根本的な考え方が揺すぶられる本でした。



「地球のなおし方」ドネラ・メドウズ、デニス・メドウズ、枝廣淳子著
ダイヤモンド社、2005年、1200円+税