著者の角幡唯介(かくはたゆうすけ)氏は、1976年北海道出身、早稲田大学探検部OB。
長年謎の川と呼ばれたチベットのヤル・ツアンポー川の未踏査部分を単独で探検し、全容を解明しました。
その3度の探検の模様と、ツアンポー渓谷にまつわる歴史的文化的な紹介が、簡潔かつ力強い文章で描かれています。
リズムがあり説得力のある文を書く人だなぁと思ったら、著者は大学卒業後に朝日新聞社の記者をしていました。
しかしその職も、ツアンポー探検のために辞するのです。
3回目の探検のクライマックスは、読みながら心臓がバクバクでした。
「え、なぜだって?」それは読んでのお楽しみ~
2010年第8回開高健ノンフィクション賞の受賞作品です。
「空白の五マイル」角幡唯介著、集英社、2010年11月発行、1600円+税
長年謎の川と呼ばれたチベットのヤル・ツアンポー川の未踏査部分を単独で探検し、全容を解明しました。
その3度の探検の模様と、ツアンポー渓谷にまつわる歴史的文化的な紹介が、簡潔かつ力強い文章で描かれています。
リズムがあり説得力のある文を書く人だなぁと思ったら、著者は大学卒業後に朝日新聞社の記者をしていました。
しかしその職も、ツアンポー探検のために辞するのです。
3回目の探検のクライマックスは、読みながら心臓がバクバクでした。
「え、なぜだって?」それは読んでのお楽しみ~
2010年第8回開高健ノンフィクション賞の受賞作品です。
「空白の五マイル」角幡唯介著、集英社、2010年11月発行、1600円+税