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「文弥まつり」(白山市東二口)

2018年02月11日 | いろいろ
350年余伝えられる「文弥人形浄瑠璃・でくの舞」

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350年余前、集落の有志が京より習い憶え帰村し、伝授したのが始まり。
国の「重要無形民俗文化財」に指定されています。
今年は2月10、11、17、18日の4日間、4つの演目が披露されます。

豪雪に苦しめられる今年の冬ですが、ようやく雪も一段落した本日、出かけることができました。
会場の白山市東二口は冬深い白山麓にあり、戸数はたった12戸。
そこに、現在11名の村人により行われています。


人形の構造や繰り方は「一人遣い」で17世紀中盤の古い形式を受け継いでいます。


会場は「東二口歴史民俗資料館」。
入口では「めった汁」が無料でふるまわれ、美味しく頂いて入場しました。
入館、鑑賞とも、なんと無料です。


本日の演題は「酒呑童子」






素晴らしい舞台に、大感激でした。
よくぞ350年余も伝えられたものです‥。
終了後は舞台に入り、人形に触らせていただきました。


2月17日(土)19時 演題「大職冠」
2月18日(日)14時 演題「出世景清」

ぜひ見学して白山麓の豊かで深い文化を体験してみてください。

実はいつまでも続くとは思われません。
去年までは三味線があったのですが、その弾手が昨年秋に亡くなられて、今年は三味線なしで演じられました。
東二口はわずか12戸の限界集落‥‥。
今年限りかもしれません。(もちろん続いてほしいです!)

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