積乱雲でシャワーと洗濯する方法

かつて住んでいたコロンビア共和国のククタ市。北緯８度、気温は一年中毎日38～40度。
しかし乾燥気候のため数字ほどには暑苦しくなく、日本の夏のほうが蒸し暑いかも‥‥。
仕事でよく出かけた村々に水道設備はなく、井戸水は貴重品。シャワーなんて贅沢の極みです。

しかし雨季になると恵みのスコールが来る！
ただし「雨季」という言葉から、日本の梅雨のような空はイメージしないでね。
３日に１回ぐらいしかスコールはありません。残りの時間は

さてスコールがやってきそうな日は朝からなんとなく空気が違います。人々は空を見ながらそわそわ。
次第に雲がモクモク発達し雷鳴など聞こえ始めると、石鹸を片手に家の前で待機ヨーイ！
そしてザー。ヤッター、きたよ、きたよ、雨だ～　ウレシイ！
大人も子どもも、村中が大騒ぎ。（他の活動は全てストップ）

待ってました！とばかりに、まずは髪に石鹸を塗りたくり洗髪、その石鹸が身体に流れ落ちるので、それで身体も洗い、着ているシャツからパンツまでそのまま洗っちゃいます。
スコールが去るまでに、ぜ～んぶの泡が流れすすぎが完了するのが熱帯シャワーの重要ポイント。
スコールの後にピカーと射す強烈な熱帯の太陽で３０分もしないうちに全てがカラリと乾きます。

コロンビアに行ってまだ間もない頃は、スコールシャワーが素早くできず、石鹸の泡が身体に残ったまま雨がやんでしまうことも‥‥。
この２年間の生活のおかげで、３分間で全てを（洗髪、身体洗い、もちろん洗濯までも）済ます技術を取得しております。あは！

という訳で現在も私のシャワーは超短時間！
パートナー氏をして「ミルクを電子レンジで温める間にシャワーを終了する」と感嘆させる技。
どうです、とってもエコでしょ！？



これは先週の午後に発生していた積乱雲。
こんなのを見ると、今でもつい石鹸を握り締めたくなる私‥‥。
（久しぶりにやりたいな～、積乱雲シャワー。気持ちイイよ！一緒にいかが？）