ブナの中庭で

ようこそブナの中庭へ!大好きな登山や山スキー、環境問題や自然のことなどいろいろ綴っています。

ウォルター・ウェストンが歩いた徳本峠(とくごうとうげ)

2008年09月15日 | 山登り
ウォルター・ウェストン(Walter Weston, 1861-1940)は、イギリス人宣教師で、『日本アルプスの登山と探検』を著した人です。
1888-1894(明治21-27)年、宣教師として日本を訪れ、登山が趣味だった彼は北、中央、南アルプスを歩き回りました。
そしてこれらの登山や旅の様子を「MOUNTAINEERING AND EXPLORATION IN THE JAPANESE ALPS(日本アルプスの登山と探検)」として、1898年イギリスで出版しています。(和訳は平凡社から出版)

ウェストンが上高地に入ったルートは、現在の釜トンネルルートとは異なり、長野県側の島々から 川に沿ってさかのぼり、徳本(とくごう)峠経由でした。
現在はここに徳本峠小屋が建っています。
9月13日、島々から徳本峠まで歩いてみることにしました。島々~徳本峠は16kmの道のり。


数年前の大雨で島々谷川は氾し名残を今も見ることができます。この影響で登山道は一時閉鎖されましたが、去年から通れるようになりました。


林道を1時間25分歩いたのち山道へ。登山道は着実に沢の縁を通ります。

天然エノキ見~つけた!今晩のお味噌汁にゲット


元気いっぱいにカタハ(ヨシナ、ミズ)が茂り、葉の根元に実がついています。食べてみるとネットリ、まるで山芋みたい。美味しい~。いっぱい食べて夕食のおかずに、こちらもゲット。


4時間30分歩いて岩魚留小屋に到着。休業中ですが休憩は大丈夫。歴史を感じさせる小屋です。



登山道をひたすら峠へ。最後の沢を渡ると道はジグザグで森を急登。



ようやく14時に徳本峠到着(歩行8時間)。
徳本峠小屋は雰囲気のある小屋、屋根が凄~い。


峠から眺める穂高連峰の展望は、ガスがかかりいまひとつ‥‥。
風景は明日のお楽しみにして、テント張りましょ。さ、ビールで乾杯!

天然エノキのお味噌汁、ミズナのあえ物、フランスパンのオイルサーディン乗せ‥‥
同行してくださったTさんは名シェフ!美味し~い


「ウェストンもここに泊まったのかなぁ」ウェストンの夢をみながらおやすみ~

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
一緒ですね! (Repu)
2008-09-18 05:16:04
私たちも石を探したけれど無く、
風を避けてちょっとだけ下がったサイト(2張り可能)に張りました。
徳本峠で風が強いと、ちょっと怖いね~。
返信する
穂高見るなら~ (SEA)
2008-09-17 22:19:38
徳本峠でよ~
(あれっ 劔見るなら~だったかな??)
このコ-スは、渋いですよね
ウェストンの夢を見ようと峠で幕営しましたが
風が強く、テントが飛ぶ夢を見そうでした
(徳本峠付近には、石が無いんですね)
この山行以降は、ペグを持参するようになりました
返信する
実は (Repu)
2008-09-16 20:07:31
ウェストンの夢を見ながら優雅に徳本峠で眠りにつく予定が‥‥
あまりにもTシェフのお料理が美味しくお酒もすすみ、グッスリ爆睡モードに突入(というより記憶がとんだ!)
ああ、風情の無い私です、とほほ

このコースは超オススメです、ぜひ行ってみてね!


返信する
 (わらじ)
2008-09-16 07:16:03
ウェストンの夢はみれましたか?
歴史を味わいながらの山歩きは格別ですね。
私もいつかは行ってみたいです。
返信する
えっつ? (Repu)
2008-09-15 18:23:30
あのような森でPorcini採れるんですか?
う~ん、もっとスルドイ目つきで探せばよかったなぁ‥‥
でも天然エノキが入ったお味噌汁で十分満足でした。最後のラーメンも美味しかったよ。
返信する
Unknown (おやじ)
2008-09-15 09:21:54
ビールご馳走様
なかなか風情のある面白いルートでしたが完調じゃなかったのが心残りかな。
もう少し茸があれば達人料理を振舞えたんだがなぁ(苦笑
ポルチーニ無かったしね
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。