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剱岳・Ⅵ峰フェース(2)Dフェース

2017年08月18日 | アルパインクライミング
剱岳クライミングの最後は、富山大ルートに挑戦。

***
8月14日、本日がクライミング最終日となりました。
朝靄の八ツ峰。


ルートはDフェース「富山大ルート」。

前日のチンネクライミングの疲れでテントをゆっくりスタートしたら、すでに3組が到着していました。
前のグループは大学山岳部の3人パーティ。


我々も小一時間待って、ようやく7:25スタート。
1P目(Eリード)4級25m、急なフェース

2P目(Repuリード)4級20m、フェースから脆い凹角


3P目(Eリード)4級+40m、凹状フェースから垂壁

核心ピッチ、上部の垂壁は岩が脆く怖い怖い。

4P目(Eリード)4級15m、バンドを左上
ロープの流れを考え、短くピッチを切りました。


5P目(Rリード)4級35m、フェースからリッジ

高度感が気持ちイイ、最高です。背後は長次郎雪渓。

6P目(Eリード)3級30m、リッジ

どんどんロープを伸ばしました。

7P目(Rリード)2級30m、リッジ
これで終了。
Dフェースの頭に到着したのは12:40、
ずっと前が詰まっていて待たされた結果、なんと5時間15分もかかってしまいました。

しかしゴールからの風景、最高です。


雄大な剱の姿を堪能した後、Ⅴ・Ⅵのコルへ下降。

懸垂は2回。コルからは歩いて戻りました。

これで八ツ峰Ⅵ峰のクライミングも終了。
登ったルートを確かめながら、夕方の時間を過ごしました

(写真右から、A、B、C、Dの各フェース)

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