前十字靱帯はスポーツをする人にとって大変怪我の多い部位です。特に多発するのは、ハンドボール、サッカー、スキー、バレーボール。
金沢大学医学部付属病院の整形外科のページから抜粋して、私が受けた前十字靱帯再建手術について紹介します。
(以下要約紹介です)
若年者の膝関節外傷として多いのは半月板断裂と靱帯損傷ですが,なかでも前十字靱帯はスポーツによって受傷しやすい靱帯です.
前十字靱帯は膝関節内に存在する靱帯で,その主な機能は脛骨が大腿骨に対して前方へ引き出される動きを制御することです.
(図は黒部病院のHPより)
そのため前十字靱帯が損傷されると膝関節に不安定性を生じることになります.このことは活動性の低い高齢者ではさほど
問題にならないのですが,若年者特にスポーツ選手においては大きな問題となります.
一旦断裂した前十字靱帯はギプスや縫合では治癒するのが困難です.このため前十字靱帯断裂に対しては,靱帯を再建することが必要となります.靱帯再建とは,役に立たなくなった本来の前十字靱帯に代わって新しい前十字靱帯を作る手術です.
再建材料としては,患者さん本人のあまり必要のない腱や靱帯を使用する方法,人工靱帯を利用する方法,他人の靱帯を用いる方法などがありますが,感染症やアレルギー反応を起こさないということから,患者さん本人の腱・靱帯を利用するのが一般的です.
金沢大学医学部付属病院では,膝を曲げる筋肉のうち半腱様筋腱と薄筋腱を用いた手術を行っています.この筋肉は採取しやすく,また採取しても機能的に影響が少ないという利点があります.
損傷された膝の内側下方から再建に使用する薄筋腱と半腱様筋腱を採取して,これを用いて関節鏡をみながら手術を行います.再建に使う腱を通すトンネルを,ドリルを使って脛骨と大腿骨に作成します.再建靱帯は脛骨のトンネルの前方から入り膝関節内を通過し大腿骨に入ると,このトンネルの中で特殊なスクリューの周りを折り返して再び脛骨前方へ出てきます.脛骨に作ったトンネルの出口で,専用のスクリューを用いて固定します.
(図は金沢大学HPより、また紹介ここまで)
手術時間は実質約1時間でした。また内視鏡手術なので傷は小さいです。
5月5日に抜糸し包帯が取れました。トップの写真は今日の私の膝。(ちょっとグロテスク?まだまだ腫れています。)
向かって右側の長い傷が再建に使用した腱を採取したときの傷です。また残りの小さな傷(縫い目は各1針ずつのみ)は内視鏡やスクリューが入った跡。
よくぞこのような小さな入り口から手術するもんだと、医師の技術の高さにホレボレです。
どうぞあなたも気をつけてね。
金沢大学医学部付属病院の整形外科のページから抜粋して、私が受けた前十字靱帯再建手術について紹介します。
(以下要約紹介です)
若年者の膝関節外傷として多いのは半月板断裂と靱帯損傷ですが,なかでも前十字靱帯はスポーツによって受傷しやすい靱帯です.
前十字靱帯は膝関節内に存在する靱帯で,その主な機能は脛骨が大腿骨に対して前方へ引き出される動きを制御することです.
(図は黒部病院のHPより)
そのため前十字靱帯が損傷されると膝関節に不安定性を生じることになります.このことは活動性の低い高齢者ではさほど
問題にならないのですが,若年者特にスポーツ選手においては大きな問題となります.
一旦断裂した前十字靱帯はギプスや縫合では治癒するのが困難です.このため前十字靱帯断裂に対しては,靱帯を再建することが必要となります.靱帯再建とは,役に立たなくなった本来の前十字靱帯に代わって新しい前十字靱帯を作る手術です.
再建材料としては,患者さん本人のあまり必要のない腱や靱帯を使用する方法,人工靱帯を利用する方法,他人の靱帯を用いる方法などがありますが,感染症やアレルギー反応を起こさないということから,患者さん本人の腱・靱帯を利用するのが一般的です.
金沢大学医学部付属病院では,膝を曲げる筋肉のうち半腱様筋腱と薄筋腱を用いた手術を行っています.この筋肉は採取しやすく,また採取しても機能的に影響が少ないという利点があります.
損傷された膝の内側下方から再建に使用する薄筋腱と半腱様筋腱を採取して,これを用いて関節鏡をみながら手術を行います.再建に使う腱を通すトンネルを,ドリルを使って脛骨と大腿骨に作成します.再建靱帯は脛骨のトンネルの前方から入り膝関節内を通過し大腿骨に入ると,このトンネルの中で特殊なスクリューの周りを折り返して再び脛骨前方へ出てきます.脛骨に作ったトンネルの出口で,専用のスクリューを用いて固定します.
(図は金沢大学HPより、また紹介ここまで)
手術時間は実質約1時間でした。また内視鏡手術なので傷は小さいです。
5月5日に抜糸し包帯が取れました。トップの写真は今日の私の膝。(ちょっとグロテスク?まだまだ腫れています。)
向かって右側の長い傷が再建に使用した腱を採取したときの傷です。また残りの小さな傷(縫い目は各1針ずつのみ)は内視鏡やスクリューが入った跡。
よくぞこのような小さな入り口から手術するもんだと、医師の技術の高さにホレボレです。
どうぞあなたも気をつけてね。
残念!私は音にはびびらないから、ドリルとハンマーを駆使するドクターの名人芸を見たかったな~
というのは嘘で、やっぱりちょっと怖いデス。
この傷を見ると怪我も怖くありませんね。怪我をしないにこしたことないですがね!!
素晴らしい医者とその技術に乾杯!!
そうそう、一番大切なのは怪我しないこと、そのとおりです。Legalさんもアドベンチャーされますが、気をつけてね!
意外にも傷跡が小さいので驚きました。
医療技術進歩は目を見張るものがありますね。
とはいえ、怪我しないに越したことはありませんが…(汗)
早く腫れが引くことを祈ります。