「エネルギーと放射線の授業」(太郎次郎社エディタス発行)に出ていた話を、抜粋して紹介します。
●立川競輪場(立川市)は電光掲示板や照明に大量の電気を使用し、2009年度は東京電力に6200万円支払いました。
○2010年度は電気購入先を競争入札で決めることにしました。購入先候補と入札金額は次の通り。
東京電力 6929万円
エネット 4689万円
イーレックス 4589万円
サミットエナジー 4244万円
立川競輪場はサミットエナジーから購入することに決定し、1700万円削減できました。
●サミットエナジーは、2000年の電力自由化で設立が可能になったPPS(特定規模電気事業者)のひとつ。現在は50kW以上の需要先に販売が認められています。
○ではサミットエナジーはどのようにして安い電力を作っているのでしょうか?内訳は次の通りです。
風力(酒田、鹿嶋) 3万6千kW
バイオマス(糸魚川) 5万kW
石炭火力 (小名浜) 5万5千kW
都市ガス火力(美浜) 5万kW
●立川市は2011年、この入札方式を市内の小中学校や図書館など53施設に実施。
年間5千万円のコストカットとなりました。
○このようにPPSから電力を購入しているは増える一方です。
例えば東京メトロ、東京都庁、富山ライトレール、住友ゴム工業、東レ、日本橋三越‥‥。
●なぜ東京電力や関西電力などの10電力会社の電気代は高いのでしょうか?
「総括原価方式」というしくみで、発電コストに利益3%を上乗せして決めているから。コストをかければかけるほど多くの利益が得られるため、電力会社はコスト削減の意識が低いのです。
一方PPSは市場競争にさらされ、発電所建設や人件費、広告宣伝費を削っています。したがって原発には手を出していません。
○一般家庭でも安いPPSの電気を使うことはできるのでしょうか?
契約電力50KW未満の小口需要者は、PPSから買えません。経済産業省が規制しています。
しかしその経済産業省はPPSと電力自由化がスタートした初年度、いの一番にPPSと契約し1000万円を削減しました。
いったい電気の仕組みってどうなっているのでしょうか。
規制と既得権でガチガチのように感じました(素人の私の素朴な感覚)。
私は、再生可能エネルギーで発電された電力を買いたい!
同じように思っている消費者もいるはず。
欧米では当たり前の、電力選択購入、日本でも可能にしてほしいな。
この本はとっても面白いです。また明日以降も紹介します。
●立川競輪場(立川市)は電光掲示板や照明に大量の電気を使用し、2009年度は東京電力に6200万円支払いました。
○2010年度は電気購入先を競争入札で決めることにしました。購入先候補と入札金額は次の通り。
東京電力 6929万円
エネット 4689万円
イーレックス 4589万円
サミットエナジー 4244万円
立川競輪場はサミットエナジーから購入することに決定し、1700万円削減できました。
●サミットエナジーは、2000年の電力自由化で設立が可能になったPPS(特定規模電気事業者)のひとつ。現在は50kW以上の需要先に販売が認められています。
○ではサミットエナジーはどのようにして安い電力を作っているのでしょうか?内訳は次の通りです。
風力(酒田、鹿嶋) 3万6千kW
バイオマス(糸魚川) 5万kW
石炭火力 (小名浜) 5万5千kW
都市ガス火力(美浜) 5万kW
●立川市は2011年、この入札方式を市内の小中学校や図書館など53施設に実施。
年間5千万円のコストカットとなりました。
○このようにPPSから電力を購入しているは増える一方です。
例えば東京メトロ、東京都庁、富山ライトレール、住友ゴム工業、東レ、日本橋三越‥‥。
●なぜ東京電力や関西電力などの10電力会社の電気代は高いのでしょうか?
「総括原価方式」というしくみで、発電コストに利益3%を上乗せして決めているから。コストをかければかけるほど多くの利益が得られるため、電力会社はコスト削減の意識が低いのです。
一方PPSは市場競争にさらされ、発電所建設や人件費、広告宣伝費を削っています。したがって原発には手を出していません。
○一般家庭でも安いPPSの電気を使うことはできるのでしょうか?
契約電力50KW未満の小口需要者は、PPSから買えません。経済産業省が規制しています。
しかしその経済産業省はPPSと電力自由化がスタートした初年度、いの一番にPPSと契約し1000万円を削減しました。
いったい電気の仕組みってどうなっているのでしょうか。
規制と既得権でガチガチのように感じました(素人の私の素朴な感覚)。
私は、再生可能エネルギーで発電された電力を買いたい!
同じように思っている消費者もいるはず。
欧米では当たり前の、電力選択購入、日本でも可能にしてほしいな。
この本はとっても面白いです。また明日以降も紹介します。
http://www.tachikawakeirin.jp/schedule/2012/02/index.html
でも電力については分かりませんでした。
このブログ記事は本文中でも書いたように「エネルギーと放射線の授業」という本から抜粋紹介したもの。詳しいことはわかりません。もしsatokiさんのほうで何か情報が入手できましたら、教えてくださいね。