増えてきたサイクルトレイン

電車　に自転車　をそのまま持ち込める「サイクルトレイン」が広がっています。
ヨーロッパでは地球温暖化防止の方策のひとつとして、以前より実施されてきたシステム。自転車と電車を効果的に使うことによって、車の使用を減らすことができます！

近江鉄道の車内の様子


ＪＲでも自転車を持ち込むことができますが、あくまで分解したり折りたたんだりして袋に入れ「荷物」として持ち込むことが条件です。これは「輪行（りんこう）」と呼ばれ、荷物料金を取られることも多いです。

近鉄養老線を引き継いで1年前に発足した養老鉄道。
土曜・休日や平日昼間にサイクルトレインを設定しています。対象区間は播磨－揖斐間の各駅（桑名駅を除く全駅）。平日は午前９時ごろ～午後３時ごろまでの列車に自転車を持ち込むことができます。
しかも持ち込み料は無料！

養老鉄道のサイクルトレイン。ヘッドマークが取り付けられています。


養老鉄道の車内の様子


他にも、えちぜん鉄道（福井市）では、３月１日～11月末までの土・日曜日と祝日の計90日間、サイクルトレインを実施。午前８時～午後６時に12駅で乗降でき、持ち込み料は１台当たり200円。
三岐鉄道（三重県四日市市）は三岐線（近鉄富田・ＪＲ富田－西藤原）でサイクルパスを出して、自転車の持ち込みを受け入れています。
明知鉄道（岐阜県明智町）は「チャリンコ列車」と銘打って４～11月の第２土曜日に限って、自転車の積み込みを認めるイベントを開いてきました。

また冒頭の写真は秩父鉄道（埼玉県）です。

自転車が乗りやすい社会づくり、ぜひ推進していきたいものですね。