4人の仲間に助けられて登ることができ、感激です。
***
大台ケ原の千石嵓(せんごくぐら)。
「サマーコレクション」はフリーのマルチピッチとして脚光を浴びたルートです。
へたれクライマーの自分には雲の向こうの遠い存在と思っていました。
ところがEコーチが計画し、クライマー友人4人が参加。私にもお誘いがありました。
身に余るルート、どうしようか‥。悩んだ末の参加でした。
10月7日朝、集合して出発。
16時の大台ケ原ビジターセンターで講習会に参加。
千石嵓は西大台エリアに属し入山規制があり、入山に際しては講習会受講の条件があります。
その晩は和佐又キャンプ場でテント泊。
翌朝暗いうちに出発し、大台ケ原の駐車場へ。
今日は晴れ予報、メンバーのみなさんもウキウキ。
登山道から外れ踏み跡を辿ります。
さすが日本一の降水量を誇る大台ケ原、岩は苔むしていました。
駐車場から1時間弱でサマーコレクションの取りつき。
「ロープは必要ない易しいノープロのルンゼ 3級」と書かれています。
しかし今朝は明け方まで雨、ベタベタに濡れたルンゼでした。
ロープをつけて、Eコーチリード。
2ピッチ目のビレイポイントには、このプレートが。
このピッチは手がかりの乏しいフェイス(10a)、まだ濡れていました。
K&Tさんペアは、濡れを回避して左のルンゼを登りました。
しばらくして壁が乾いてきたのでEコーチは正規ルートに突進。
フォローの私、足は滑る、手は無い‥、苦労して終了点へ‥。
3P目(10a)はI先輩リード、苔むした岩場、濡れた足が滑っていやらしい。
4P目(10c)は核心ピッチ。
うすかぶりのフェースからハング、Eコーチはサクサクと。凄~い!
5P目(5.8)はちょっと傾斜がおちてホッ。
しかしビレイポイント、このルートはほとんどが極小テラスかハンギングビレイです。
6P目(5.6)がわからず、我々5名はウロウロ。
先行したK&Tさんペアは上部を偵察したものの、「違う」と判断し懸垂で降りてきました。
ここで実力を発揮したのはI先輩。高い経験からルートを見抜いて、草付きをトラバースし左壁を左上するルートを見つけ出しました。
7P目(5.9)は階段状を登った後、ハンドトラバースで壁を左に横切ります。
手は超気持ち良いガバ続きであるのですが、ここまでの登りで腕力を使い果たし、女子には腕力勝負のこのピッチは厳しかったです。
ここをトラバース。素晴らしいピッチでした。
8P目(5.9)はカンテを気持ちよく直上。
岩質もフリクションの効く砂岩となり、気分よくグイグイと。
9P目(5.9)、スタートがカンテを回り込む設定。高度感バツグン!
高度感に負けないよう必死に登って、最後はハング。
腕力終了のワタクシ‥、超苦労して、最後はA0で何とか突破し終了点へ。
ロープを結んだI先輩&Eコーチ、リードありがとうございました。
まもなく後続のK&Tさんペアも到着し、後は緩い尾根を登って駐車場へ向かいました。
ルートは森の中です。
私たち3人グループが駐車場に着いたのは18:20。
ところが後続のK&Tさんペアはルート迷い、山中ビバークとなってしまいました。
車同乗の我々3名、カギはビバーク組が持っているから車も開けられず、
とうとう「駐車場ビバーク」となりました(珍しいですよね)。とほほ‥。
しかし大台ケ原ビジターセンターの職員の方から差し入れをいただき、ホットウィスキーで暖まることもできて感激~。
ありがとうございました!!
翌朝には2名も無事下山し合流。
「サマーコレクション」、私には身に余るルート、登ることができたのは同行のみなさんのおかげです。
大満足、ありがとうございました。
大台ケ原の深部、貸し切りの「サマーコレクション」、いろいろと思い出に残る素晴らしいクライミングでした。
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大台ケ原の千石嵓(せんごくぐら)。
「サマーコレクション」はフリーのマルチピッチとして脚光を浴びたルートです。
へたれクライマーの自分には雲の向こうの遠い存在と思っていました。
ところがEコーチが計画し、クライマー友人4人が参加。私にもお誘いがありました。
身に余るルート、どうしようか‥。悩んだ末の参加でした。
10月7日朝、集合して出発。
16時の大台ケ原ビジターセンターで講習会に参加。
千石嵓は西大台エリアに属し入山規制があり、入山に際しては講習会受講の条件があります。
その晩は和佐又キャンプ場でテント泊。
翌朝暗いうちに出発し、大台ケ原の駐車場へ。
今日は晴れ予報、メンバーのみなさんもウキウキ。
登山道から外れ踏み跡を辿ります。
さすが日本一の降水量を誇る大台ケ原、岩は苔むしていました。
駐車場から1時間弱でサマーコレクションの取りつき。
「ロープは必要ない易しいノープロのルンゼ 3級」と書かれています。
しかし今朝は明け方まで雨、ベタベタに濡れたルンゼでした。
ロープをつけて、Eコーチリード。
2ピッチ目のビレイポイントには、このプレートが。
このピッチは手がかりの乏しいフェイス(10a)、まだ濡れていました。
K&Tさんペアは、濡れを回避して左のルンゼを登りました。
しばらくして壁が乾いてきたのでEコーチは正規ルートに突進。
フォローの私、足は滑る、手は無い‥、苦労して終了点へ‥。
3P目(10a)はI先輩リード、苔むした岩場、濡れた足が滑っていやらしい。
4P目(10c)は核心ピッチ。
うすかぶりのフェースからハング、Eコーチはサクサクと。凄~い!
5P目(5.8)はちょっと傾斜がおちてホッ。
しかしビレイポイント、このルートはほとんどが極小テラスかハンギングビレイです。
6P目(5.6)がわからず、我々5名はウロウロ。
先行したK&Tさんペアは上部を偵察したものの、「違う」と判断し懸垂で降りてきました。
ここで実力を発揮したのはI先輩。高い経験からルートを見抜いて、草付きをトラバースし左壁を左上するルートを見つけ出しました。
7P目(5.9)は階段状を登った後、ハンドトラバースで壁を左に横切ります。
手は超気持ち良いガバ続きであるのですが、ここまでの登りで腕力を使い果たし、女子には腕力勝負のこのピッチは厳しかったです。
ここをトラバース。素晴らしいピッチでした。
8P目(5.9)はカンテを気持ちよく直上。
岩質もフリクションの効く砂岩となり、気分よくグイグイと。
9P目(5.9)、スタートがカンテを回り込む設定。高度感バツグン!
高度感に負けないよう必死に登って、最後はハング。
腕力終了のワタクシ‥、超苦労して、最後はA0で何とか突破し終了点へ。
ロープを結んだI先輩&Eコーチ、リードありがとうございました。
まもなく後続のK&Tさんペアも到着し、後は緩い尾根を登って駐車場へ向かいました。
ルートは森の中です。
私たち3人グループが駐車場に着いたのは18:20。
ところが後続のK&Tさんペアはルート迷い、山中ビバークとなってしまいました。
車同乗の我々3名、カギはビバーク組が持っているから車も開けられず、
とうとう「駐車場ビバーク」となりました(珍しいですよね)。とほほ‥。
しかし大台ケ原ビジターセンターの職員の方から差し入れをいただき、ホットウィスキーで暖まることもできて感激~。
ありがとうございました!!
翌朝には2名も無事下山し合流。
「サマーコレクション」、私には身に余るルート、登ることができたのは同行のみなさんのおかげです。
大満足、ありがとうございました。
大台ケ原の深部、貸し切りの「サマーコレクション」、いろいろと思い出に残る素晴らしいクライミングでした。