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能登の里山里海が日本初の「世界農業遺産」認定

2011年06月13日 | 生物多様性
6月11日(土)、北京市内で開催中の、国連食糧農業機関(FAO)主催「世界農業遺産国際フォーラム」で、「能登の里山里海」が、日本初の「世界農業遺産」に認定されました。
能登4市4町で構成する能登地域GIAHS推進協議会(七尾市、輪島市、珠洲市、羽咋市、志賀町、中能登町、穴水町、能登町)が申請していたものです。同時に新潟県佐渡市「トキと共生する佐渡の里山」も認定されました。

世界農業遺産って初めて聞きました。

 世界農業遺産とは
世界農業遺産(Globally Important Agricultural Heritage Systems:GIAHS)。
2002年、国連食糧農業機関(FAO、本部:イタリア・ローマ)が創設した制度。
社会や環境に適応しながら何世紀にもわたり発達し、形づくられてきた農業上の土地利用、伝統的な農業とそれに関わって育まれた文化、景観、生物多様性に富んだ、世界的に重要な地域を次世代へ継承することを目的としている。

 能登の里山里海とは
石川県のHPによると、以下の点が評価されたようです。
・地域主体の管理のもと何世紀にもわたる農林産物の生産と、持続的な生物資源の利用保全の継続
・上記により育まれた「多様な生物資源」、「勝れた里山景観」、「伝えていくべき伝統的な技術」、「文化・祭礼」と「里山里海の利用保全の取組や環境教育」

確かに能登の里山は素晴らしい景観です。
これにより能登が評価され、訪れる人が増えるといいですね。

*冒頭写真は認証式の様子で石川県撮影。左:あん・まくどなるど国連大学高等研究所いしかわ・かなざわオペレーティング・ユニット所長、中央:武元文平七尾市長(能登地域GIAHS推進協議会会長)、右:高野宏一郎佐渡市長

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