ブナの中庭で

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黒部川・下ノ廊下(1)

2008年10月12日 | 山登り
11日(土)雨の中、立山駅から立山アルペンルートで黒部湖駅まで向かう。
①ケーブルカー、②高原バス、③トンネルトロリーバス、④ロープウェイ、⑤黒部ケーブルカー、と5種類乗り継ぐ。
紅葉シーズン三連休初日とあって、かなりの混雑。しかし駅員さんは「今日は天気が悪く、すいていますよ。ラッキーですね」天気がよければ4時間待ちはザラのよう。雨天に感謝!


土曜夜は黒部湖で泊まり、日曜早朝に出発。
「下ノ廊下」とは黒部川の中流の黒部ダムから黒部峡谷鉄道終点の欅平までの、黒部川が最も狭められた部分。切り立った断崖に刻まれた細い1本の道が続き、スリルと迫力満点である。

落ちたら確実に死にます、という道が続く。




まだ残っている雪渓を回避するためハシゴで高巻き。


別山谷出合の雪渓。10月も半ばというのに巨大な雪ブロックが残っていた。梯子で登りわたる。


十字峡も過ぎて仙人ダムへ。


ダムから道は建物内へ入り、やがてトンネルへ。途中には脇に高熱隧道が見られ、中に入るとサウナ同様の熱気に満ちていた。
かつて大量の犠牲者をだして作られた黒部発電所、資材運搬トロッコ用のトンネルを掘った際に熱水が噴出した箇所。当時の様子を想像し、よくぞこのような工事をやり遂げたものだと、感激を新たに。(詳しくは高熱隧道をぜひお読みください。感動の名作です!)


痛ましい犠牲者のことを考えながら歩き、人見平を経て阿曽原温泉小屋へ到着。ここには高熱隧道から流れ出るお湯を引いた露天風呂がある。
黒部峡谷の自然や歴史をかみ締めながら、ゆっくりお湯に浸かりました。






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