ブナの中庭で

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黒部川・下の廊下(2)

2008年10月13日 | 山登り
前日は阿曽原温泉小屋で露天風呂を楽しんだ後、テント泊。夜中は満天の星でした。
翌13日は早朝暗いうちにヘッドランプをつけて出発。朝焼けに黒部の山々が赤く輝きキレイ。今日の行程は下ノ廊下の後半部分で、黒部峡谷鉄道(トロッコ)終着駅の欅平までです。

この下ノ廊下は黒部峡谷の雪が融けて歩道が整備される9月半ば頃から初雪の降る頃までの、正味1ヶ月ちょっとしか通行ができません。(開通できなかった年もあるそうな。)つまり短い期間に人が集中、そして紅葉が美しい体育の日の三連休は最高の人出と思われます。阿曽原温泉小屋のテン場、定数30張のところ、昨晩は50張以上あったもの‥‥。

岩壁をくりぬいて作られた水平歩道も、今日はしばしば渋滞。


谷はトンネルでくぐります。


これは志合谷トンネル。長くカーブしているため中は真っ暗、ランプをつけて歩きました。


昨日に続き高度間の抜群の歩道。バランスを崩すと、まっさかさまに‥‥。


次第に右手(東)側には白馬の山並みが見え始めます。左奥が(たぶん)白馬岳。


出発して5時間ちょっとで、終点の欅平駅へ到着。
観光客でごった返していてビックリ。お昼過ぎのトロッコは予約で満員でしたが、10時過ぎに着いたため、無事10:40発に乗車できました。
トロッコから見る黒部峡谷の風景は、素晴らしいの一言!お天気も快晴


トロッコは宇奈月温泉まで。ここで富山地方鉄道の電車に乗り、途中の寺田駅で乗り換えて、車を置いた立山駅まで戻りました。
この特急「うなづき号」は、特急とはいえワンマンカーでなかなかノンビリな電車。数多くの「鉄ちゃん」たちがビデオ撮影していましたよ。


念願だった下ノ廊下、紅葉と快晴に恵まれた素晴らしい二日間を堪能しました。
ぜひ吉村昭著「高熱隧道」を読んでから歩かれることをお薦めします。

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