
私の地元石川県でもいろいろな方がつぶやきます、「魚がいなくなった、獲れなくなった」「以前、能登半島では魚が湧くように釣れたのに、今は全然だめ」
それは本当でしょうか?
日本の総漁獲量の推移を調べてみたところ‥‥、本当でした。
1990年以降激減し、現在は最盛期の半分以下になってしまいました。

ではなぜなのでしょう。
魚の減少は、海洋汚染、森の荒廃、ダムの建設、行過ぎた護岸工事、干潟の埋め立て、地球温暖化‥。また漁業の不振は、燃料高騰、200海里や経済水域問題、漁業従業者の高齢化‥‥。いろいろなことが考えられています。
しかし乱獲が原因のひとつであることは間違いありません。データから、日本は魚の再生産力を上回るまでに乱獲していることが分かります。
日本でも1997年より「漁獲可能量制度」を導入しました。実際の漁獲量が漁獲可能量を上回らないよう管理するという制度です。(下のグラフでは青色)
一方、科学的知見に基づき計算されるのが「生物学的許容漁獲量:ABC(Acceptable Biological Catch)」です。つまり「ABCを超えれば乱獲」ということ。
ABCには更に2種類あります。
「これ以上の漁獲は論外」‥‥ABCLimit(グラフで赤色)
「できればこれ以下が望ましい」‥‥ABCTarget(グラフで黄色)

持続可能であるためには、青は赤を超えてはいけません。
青<赤 が必須
ところが日本ではサンマなど一部を除き、ABCを大きく上回る乱獲を続けています。これでは水産資源に未来はありません‥‥。



以前、コンブ猟の最盛期に知床半島を訪れたことがあります。早朝、港に旗が掲げられるのを合図に多数の船が我先へと出漁し、競争で獲りまくっていました。

重さで船が沈みそうになると、岸辺で待ち受けた家族にコンブを渡します。コンブは浜へ引き上げられ、船は沖へ戻る。旗が降ろされるまでの間の、コンブ獲り競争。

他の魚種についても同様。漁獲可能量は総枠なので、漁業者がいっせいに出漁し、競争で獲りまくって総枠に達したところで操業ヤメ。つまり「乱獲力」が強い漁業者が生き残る世界。
これでは、持続可能ではありませんね。
ではどうしたら‥?
私はまだまだ勉強不足。もっと調べないと続きが書けません。
詳しい方からのコメントやアドバイスなどお待ちしています。水産や漁業関係の方、いらっしゃいませんか~?
(私は知り合いが皆無‥‥)
どうかよろしくお願いします。

(グラフ出典:三重大学勝川敏雄準教授)
それは本当でしょうか?
日本の総漁獲量の推移を調べてみたところ‥‥、本当でした。

1990年以降激減し、現在は最盛期の半分以下になってしまいました。

ではなぜなのでしょう。
魚の減少は、海洋汚染、森の荒廃、ダムの建設、行過ぎた護岸工事、干潟の埋め立て、地球温暖化‥。また漁業の不振は、燃料高騰、200海里や経済水域問題、漁業従業者の高齢化‥‥。いろいろなことが考えられています。
しかし乱獲が原因のひとつであることは間違いありません。データから、日本は魚の再生産力を上回るまでに乱獲していることが分かります。
日本でも1997年より「漁獲可能量制度」を導入しました。実際の漁獲量が漁獲可能量を上回らないよう管理するという制度です。(下のグラフでは青色)
一方、科学的知見に基づき計算されるのが「生物学的許容漁獲量:ABC(Acceptable Biological Catch)」です。つまり「ABCを超えれば乱獲」ということ。
ABCには更に2種類あります。
「これ以上の漁獲は論外」‥‥ABCLimit(グラフで赤色)
「できればこれ以下が望ましい」‥‥ABCTarget(グラフで黄色)

持続可能であるためには、青は赤を超えてはいけません。
青<赤 が必須

ところが日本ではサンマなど一部を除き、ABCを大きく上回る乱獲を続けています。これでは水産資源に未来はありません‥‥。



以前、コンブ猟の最盛期に知床半島を訪れたことがあります。早朝、港に旗が掲げられるのを合図に多数の船が我先へと出漁し、競争で獲りまくっていました。

重さで船が沈みそうになると、岸辺で待ち受けた家族にコンブを渡します。コンブは浜へ引き上げられ、船は沖へ戻る。旗が降ろされるまでの間の、コンブ獲り競争。

他の魚種についても同様。漁獲可能量は総枠なので、漁業者がいっせいに出漁し、競争で獲りまくって総枠に達したところで操業ヤメ。つまり「乱獲力」が強い漁業者が生き残る世界。
これでは、持続可能ではありませんね。
ではどうしたら‥?
私はまだまだ勉強不足。もっと調べないと続きが書けません。

詳しい方からのコメントやアドバイスなどお待ちしています。水産や漁業関係の方、いらっしゃいませんか~?
(私は知り合いが皆無‥‥)
どうかよろしくお願いします。

(グラフ出典:三重大学勝川敏雄準教授)