ブナの中庭で

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“古美る”文化

2009年04月16日 | いろいろ
出江寛(いずえ・かん)氏(日本建築家協会会長)のインタビュー記事を読み、ナルホドと思いました。

・プラスチック素材を自然の素材に見せる新建材は「嘘つき」な材料です。

・一方、パリや京都の街は素材の美しさがある。自然の素材は歳月を経て美しくなり、それを私は「古美る(ふるびる)」と読んでいます。

・無垢木材や石材、土などの素材はサスティナブルで美しい素材。そのような正直な素材で建物を建て、街をつくれば後世に残る社会共通の資本になるはず。

・欧米の機能主義は、世界の建築や街を画一的にしました。今こそ日本の風土に根ざした文化を取り戻し、機能や効率優先の考え方を改める時代ではないでしょうか。

冒頭の写真は出江氏の代表作のひとつ「かわらミュージアム」です。古い瓦が再使用された中庭もあり、大変美しいそうです。
行ってみたいなぁ~

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近江八幡市立かわらミュージアム
〒523-0821
滋賀県近江八幡市多賀町738-2
TEL 0748-33-8567
FAX 0748-33-8722
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6 コメント

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美しいもの (Tatsu S.)
2009-04-15 21:14:12
本当にナルホドと思います。日本には美しいものがたくさんありました。手つかずの自然も、人の手が入った里山も、仏教美術も、浮世絵も、江戸の町並みも、建築物も、日本画も、料理も、着物も、もちろんそれを着るご婦人も。
本当に美しいものばかりです。心が美しかったのでしょうか。
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琵琶湖の自然 (Nekton)
2009-04-16 23:48:58
このミュージアムの有る近江八幡市は、琵琶湖のほとりにあり、このミュージアムの周辺にも運河がめぐらされています。最近でも、時代劇の撮影によく使われている場所です。この船運をうまく活かした物流が近江の商業をさせていたと思います。いまだ、古い町並みが残っている場所でもあります。
日本の文化(食文化も含め)や自然の多様性が合理的な考え方で変化していくのは、もったいないと思います。
食べ物の話になって恐縮ですが、琵琶湖も外来種の魚の増殖により、弱小在来種のフナが減り、私の好きなフナ寿司も高くなってきました。
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Tatsuoさんへ (Repu)
2009-04-17 06:20:40
日本にあった(ある)本当に美しいもの。もう一度見直して、これ以上失われないようにしたいものです。
田んぼに水が入り始め、高台にある私の家からは一面「水びたし」の風景が現れてきました。本当に美しいです。
しかし広い駐車場を備えた郊外型店舗のためどんどん埋め立てられ、虫食い状態‥‥。はるか弥生時代から人々の努力で作られてきた風景が、現代人の便利さのためにつぶされていきます。う~~ん
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Nektonさんへ (Repu)
2009-04-17 06:26:15
コメント拝見して近江八幡へますます行きたくなりました。
フナ寿司、初めて食べたときは「??」でしたが、今では「」私も好きです。発酵食品って慣れるとたまらなく癖になりますよね。石川県の大根寿司も大好きです。
北部九州の発酵食品って何でしょうか?
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近江八幡 (MKタクシー)
2009-04-18 12:09:49
ふるびるとはうまく考えましたね。

近江八幡は私も前から、行きたいと思いつつ足を運んでいないところのひとつです。

ドライブで行きたいなといつも思ってます。
思い切って 行ってみません?
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MKタクシーさんへ (Repu)
2009-04-18 21:21:04
近江八幡はNektonさんのコメントを読んで、本当に行きたいと思っていたところです。
ではでは、行きましょう
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