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太陽光発電パネルのリユース(再使用)事業

2009年12月15日 | 3R・ゴミ・廃棄物
政府は「太陽光発電を2020年に現在の20倍、2030年には40倍に拡大する」と発表。この発表後、太陽光発電パネル販売額は急激に伸びています。

新品が売れる一方で、「廃棄やリサイクル」という問題も浮上してきました。しかしこの点はほとんど考慮されていないのが実情です。

ネクストエナジー・アンド・リソース株式会社(長野県駒ヶ根市)は、中古の太陽電池パネルのリユース(再使用)事業を手掛けている、国内でも珍しい企業です。

その仕組みは次の通り。

 中古パネルを仕入れ洗浄と品質検査を行い品質保証様々な用途に低価格で供給
  
   (パネルの洗浄風景)

こうしてリユースされたパネルは既に1万4千枚!

20年前に製造された太陽光パネルを仕入れ検査したところ、9割のパネルが初期性能の8割以上を保っていたとのことです。(同社 伊藤社長)
ホント、廃棄するのはモッタイナイですねぇ

また回収された中古パネルはレンタルとしても活用されています。

 (イベントへの貸し出し風景)

NEDOの資料によると、廃棄される太陽電池は2011~2015年には年間5千~1万kWh、2016~2020年には年間10万kWhにも上る見込みです。

太陽光発電パネルは商品寿命も長く、シリコンやレアメタルなど貴重な資源が使用されています。
同社が取組んでいるような再使用のルートがきっちり生かされるといいですね!

ネクストエナジー・アンド・リソース株式会社のHP
(使用した写真は上記HPから紹介させていただきました)

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