ブナの中庭で

ようこそブナの中庭へ!大好きな登山や山スキー、環境問題や自然のことなどいろいろ綴っています。

ナナコバ山(1504.1m)

2013年03月20日 | 山スキー
ちょうど10日前の3月10日、ナナコバ山を仲間2人と一緒に目指しました。
ところが予想外に発達した低気圧から延びる寒冷前線に遭遇し、大杉谷川の橋を渡って間もなくの地点で撤退しました。
せっかく長い林道を歩いたのにねぇ‥
その時の記録はこちらです

そして本日、「絶対山頂踏むぞ!」と気合入りまくりの私、単独で行って参りました。
白峰緑の村手前で手取川の対岸に渡る林道に入り、除雪終了点で駐車。他に誰もいない模様です。
ちょうど6時出発、スキー歩行開始。


林道からは遥か遠くにナナコバ山が見えてきます。
「登りに行くよ~!ヨロシクね~!」

ところが間もなく雪が切れています。仕方なくスキーを外し、また間もなくで雪が切れスキーをはずし‥‥。
この繰り返し。
10日前にはほぼ綺麗につながっていた林道でしたが、本日はいったい何回スキーをはずしたことか。とほほ‥。
10日間での雪解けの速さを実感しました。


林道はこんな感じ。

7時50分、大杉谷川に架かる橋に到着。

これは本日の写真。

10日前の3月10日の様子。

ここでも雪解けにびっくり。

さて大杉谷川を渡った後は、杉の植林地を登りました。地形図1202mポイント手前の急斜面は雪が割れていたため、チョット緊張。

1202mポイントからは尾根を登りました。

ところどころ痩せていますが、雪はつながっていて通過は大丈夫です。

1250m付近からは尾根が広がり、美しいブナ林に変わりました。


気持ちよく森を歩いて11時にナナコバ山山頂に到着です。

山頂の標識が嬉しいですね!

ナナコバ山は白山展望台です。
‥と期待していたのですが、空全体が鬱陶しい感じ。そうです、黄砂到来でした。

しかし確かに迫力の風景でした。


ナナコバ山から白山に延びる尾根。スキーで行ったら気持ちいいだろうなぁ。

山頂から少し下ったところでシールをはがし、ブナ林を気持ちよく滑走。
その時、視界に入ったのは下から登ってくる単独行の男性。ずっと誰にも会わなかったので嬉しくて挨拶しようとすると、なんと山の会のOBのKさんでした。お互いに再会を喜び楽しい会話。

そして杉の痩せ尾根や急斜面も問題なく下って、大杉谷川の橋13時。林道もゆるいアップダウンがあるのでシールを着けていきました。(これが正解)14時30分に無事に車到着。

ナナコバ山は、長い林道と下部の杉林により少々篤志家向きの山かもしれません。
しかし白山の展望は迫力、何よりも夏道がなく雪のシーズンしか登ることができません。
石川・福井在住の山スキーヤーなら一度は登ることをお勧めします。

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
黒岩さんへ (Repu)
2013-03-21 22:58:55
本当に心底ビックリの雪融けでした。
実は車に戻った時にお会いした地元の方と話していたら、「今年の雪の状態は4月下旬だ」とのこと。
例年ゴールデンウィークに楽しむような残雪期の登山、今年はヤバイかも‥‥。
コメントありがとうございます!
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雪どけ速し (黒岩)
2013-03-21 07:57:41
ずいぶん10日間で雪どけが進みますね。

3年ほど前に登った事がありますが
頂上まで行けなかったです。
来年また行かなくっちゃ。
あちこち食べ散らかし状態の山が多く
見習わなくっちゃいけませんね。

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