ブナの中庭で

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「日本の美林」(井原 俊一 著)

2011年07月26日 | いろいろな本
先日、調べたいことがあり読み返しました。奥付を見たら1997年7月第1刷発行とありました。
発行後すぐに買って読んだ記憶があります。

本書で紹介されている美林は、次の通り。

●悠久の森
  屋久島・スギ原生林、白神山地・ブナ原生林、奥秩父・コメツガ原生林

●三大美林
  木曽・天然ヒノキ、秋田・天然スギ、青森・天然ヒバ

●杉の原風景
  魚梁瀬スギ、吉野スギ、慶長スギ

●松の美林
  庄内・クロマツ林、南部・アカマツ林、信州・カラマツ林

●里山の美林
  紀州・ウバメガシ林、綾・照葉樹林、奥多摩・水道水源林

●共生の森
  富良野・トドマツ混交林、山原・イタジイ混交林、朽木・ブナ混交林

●創造の森
  襟裳岬・魚付き林、足尾銅山・土砂防備林、明治神宮・境内林

●信仰の森
  高野山・マキ群落、身延山・巨杉群、吉野山・桜樹峰

この本を読んだ1997年当時、里山の価値はまだ評価されておらず、間伐されない人工林が延々とひろがり、人々の森への関心は現在よりはるかに低かったと思います。

そのころ、里山再生を始めたいと計画中だった私は、何かヒントがほしくて様々な森林関係の本を読み漁っていたのでした。

そして里山整備活動を始め、年に2回ですが、毎回50人ぐらいが継続して里山に入っています。もう10年目となりました。

この活動のヒントを与えてくれたのが、この本でした。
「日本の美林」ありがとう!

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