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小松の石文化「日華石」

2020年03月08日 | 地質・地形・地球科学
黄色の岩石が小松の街並みを彩ります。

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石川県小松市は、石材に恵まれて石文化を気づいてきました。
地球科学的に紹介すると、新生代新第三紀の火山活動で作られた凝灰岩です。
その代表的採石場が市内に2か所あり、黄色の「日華石(観音下町産)」と緑色の「滝ケ原石(滝ケ原町産)」です。

小松の町を歩けば、このような石垣を多く目にします。


これは「日華石」。

多数ある気泡のため、湿気の調整能力があるためカビが発生しにくいことから、高松塚古墳(奈良県)などの遺跡の復元材料としても利用されているそう。

耐火性が高いため、蔵にも使われています。




肌ざわりが暖かく滑りにくいため、浴場にも。


小松の石文化、日常生活に根付いています。

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