友人から勧められて購入し読みました。
新聞等で「福島県民管理調査」に関する報道は、何度も耳にしてきましたが、切れ切れの知識だったと、今にして思います。
今回この本を読んで、県民健康管理調査の「闇」を知りました。
福島原発事故によって放出された大量の放射性物質。
2011年6月から行われることになった住民への健康調査。
しかし行政や「専門家」は、秘密裏に事前会議を繰り返し、調査結果の評価をすりあわせていました。
議事録を改竄し、都合の悪いところは非公開。
作者の日野行介氏は、1975年生まれの毎日新聞東京社会部の記者。
県民健康管理調査への取材を繰り返すうち、その闇を知り、新聞紙上で報道することになります。
その経緯と健康管理調査の実態に切り込むのは、一人の記者として大変な勇気が必要だったと思います。
毎日新聞社の全面的にバックアップもあり、次々と明かされる真実。
ハラハラ、ドキドキしながら読み終えた今、強烈な怒りがこみ上げてきます。
『誰のための、何のための、調査なのか』と。
「福島原発事故 県民健康管理調査の闇」
日野 行介 著 2013年9月発行 岩波新書
760円+税
新聞等で「福島県民管理調査」に関する報道は、何度も耳にしてきましたが、切れ切れの知識だったと、今にして思います。
今回この本を読んで、県民健康管理調査の「闇」を知りました。
福島原発事故によって放出された大量の放射性物質。
2011年6月から行われることになった住民への健康調査。
しかし行政や「専門家」は、秘密裏に事前会議を繰り返し、調査結果の評価をすりあわせていました。
議事録を改竄し、都合の悪いところは非公開。
作者の日野行介氏は、1975年生まれの毎日新聞東京社会部の記者。
県民健康管理調査への取材を繰り返すうち、その闇を知り、新聞紙上で報道することになります。
その経緯と健康管理調査の実態に切り込むのは、一人の記者として大変な勇気が必要だったと思います。
毎日新聞社の全面的にバックアップもあり、次々と明かされる真実。
ハラハラ、ドキドキしながら読み終えた今、強烈な怒りがこみ上げてきます。
『誰のための、何のための、調査なのか』と。
「福島原発事故 県民健康管理調査の闇」
日野 行介 著 2013年9月発行 岩波新書
760円+税