「レジ袋いらんちゃ！」 富山県の挑戦

マイバッグ持参率がなかなか上がらない中、富山県はこの4月より思い切った政策に出ました。スーパー、市民団体、行政が協定を結び、無料配布をやめたのです。
この運動に参加しているのは、イオン、平和堂、ユニーなど大手スーパーはじめ地元の商店など３３社１６６店舗、およびクリーニング２社８８店舗。

レジ袋の有料化が、県内全域で一斉に行われるのは全国初です。レジ袋１枚当たりの価格はスーパーで一律５円、クリーニング店１０円となりました。


そして先日、１ヶ月経過しての成果が発表されました。マイバッグ持参率は、スーパーでは８８％、クリーニング店では９８％、全体では９３％でした！（本当に素晴らしい数値です　　）

経済産業省によると、レジ袋は国内で年間３０５億枚が使われています。製造から焼却までの過程で排出される二酸化炭素は、１枚平均４７グラム。国全体では１４３万トンにあたります。これは国内総排出量の0.1％にしか過ぎませんが、レジ袋削減は環境意識の象徴。環境のために出来ることから行動しようという意識改革の効果が大きいと思います。

現在、レジ袋有料化に取り組む自治体は以下のとおり。（４月１日現在、環境省調べ）
☆条例化‥‥東京都杉並区
☆事業者と自主協定を締結‥‥京都市、横浜市、静岡県掛川市、仙台市、兵庫県相生市、神戸市、徳島県海部郡、那覇市、三重県伊勢市、福井県敦賀市、名古屋市（※来年４月に全市で有料化予定）、川崎市、岐阜県（※２０１０年度までに全県で有料化予定）、同県輪之内町、茨城県ひたちなか市、東京都町田市、岐阜県大垣市、愛知県瀬戸市、福岡市、広島市、愛知県豊田市、岐阜県各務原市、富山県、愛知県豊明市、静岡県島田市

残念ながら私の地元石川県の自治体はひとつもありません。
富山県の成功をうけて、全国にこの取り組みが広がることに期待しましょう！