ブナの中庭で

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橄欖岩(カンラン岩)

2013年04月17日 | 地質・地形・地球科学
地球は4層構造です。
地表から順に、地殻、マントル、外核、内核。
そのうち外側2層(地殻とマントル)は岩石、内側2層(外核と内核)は鉄・ニッケルから構成されます。

マントルは橄欖岩(カンランガン)からできています。
黒くて重い岩石。地表深くに存在するため、通常は目にすることは稀です。
地表近くにあると、大気や水により風化を受け易く、蛇紋岩という岩石に変性します。

この蛇紋岩(ジャモンガン)はヌルヌルして滑りやすいのですが、なんとスイスアルプスにスポット的に分布しています。
マッターホルンに登った時、蛇紋岩があるのを見て、心底「嫌だなぁ~」と思いました。

さて、橄欖岩の橄欖とは、オリーブのこと。
橄欖岩に多く含まれる橄欖石という鉱物は、オリーブ色なのです。
そしてこの鉱物は、宝石としてはペリドットと呼ばれ、8月の誕生石。

夏らしく、爽やかな黄緑色の鉱物ですね!

日本国内で橄欖岩のクライミングスポットはありません、幸いに‥‥。
だって、あんなにヌルヌルしている岩は登れませんぞ~!

海外は知りませんが、アイスランドとかハワイにありそうだなぁ~
地球科学的な詳細説明は、とりあえず省略します。
(本日の記事、長くなってしまいましたから‥‥)

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