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洋上発電の実証実験がスタート

2010年05月24日 | エネルギー
東京電力は、千葉県銚子市の南沖合3kmの海上にローターの直径約90mの着床式風力発電設備を設置し、6月に洋上風力発電システムの実証研究を開始します。

この研究は、実用化に向けて日本近海の自然環境に合った設計・施工や、運転・保守方法を確立することが目的です。

東電は東京大学の協力の下、2009年8月にこの海域に風況観測タワーを設け、風況・波浪などの調査を実施してきました。今回は一歩前進し、水深約11mの地点に風力発電設備を1基設置。洋上風力発電の実用化に向け、2014年まで新たな段階の調査を行います。

今回の研究では、台風の暴風・高波や地震にも安全で塩害を受けにくい日本の洋上風車の基礎開発を目指し、遠隔監視技術など陸上の風車と比べてアクセスが困難な海上の発電設備に合った運転・保守方法を探るほか、発電設備が海洋生物や鳥類に与える影響も調査。そのうえで信頼性の高い洋上風力発電設備の設計・施工や運転・保守方法の指針案を作ることとなっています。

ちなみに総事業費は約33億3000万円。

このお金で、日本の自然環境に適した洋上風力発電技術の確立ができればよいですね。
海上は陸上に比べて風が強く、風力発電に適していると考えられています。今回の研究で、安全性や経済性に優れる洋上風力発電の研究がさらに進める予定です。



今日の記事で紹介した2枚の写真はいずれもサムソ島(デンマーク)のもの。
サムソ島は、なんと風力や太陽光、バイオマスなど自然エネルギーでエネルギー自給自足を達成した島であります。

「自然エネルギー100%達成、サムソ島」の記事



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