ブナの中庭で

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牛首紬の工房を見学

2021年06月14日 | いろいろ
白山市白峰に残る伝統的工芸品

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友人6名を案内しての手取湖ウォーキングの最後に、牛首紬(うしくびつむぎ)の工房を見学しました。
牛首紬は2匹の蚕が共同で一つの繭を作る「玉繭」を使って織られ、伝統的工芸品として国から指定されています。

ウォーキング出発時は雷雨。まるで水墨画の世界。


深瀬大橋から歩いて白峰へ。ここで「白山工房」を見学しました。


右が蚕2匹で作る「玉繭」


2匹の蚕が吐き出した糸が複雑に絡み合って、糸には太い部分と細い部分が。


繰糸の工程。




撚糸、精錬、染色を経て糸が出来上がる。


整経、管巻、


ようやく製織(織り)の最終段階へ。


出来上がり、


この着物はグラデーションが見事、うっとりする美しさでした。


白山市白峰は白山の麓にある山村。雪に閉ざされる冬には養蚕と機織りが盛んでした。
この地に花開いた牛首紬、その技術を後世に伝える工房は2つのみ。

素晴らしいものを見せていただきました。

外に出たら雨も上がり素晴らしい青空。

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