立山カルデラ・泥鰌池 リハビリウォーク

リハビリウォーキングに立山の美女平～弥陀ヶ原を計画していたが、直前になってＹさんの紹介で、立山カルデラの泥鰌池に決定となる。
朝８時過ぎに折立を出発し、有峰林道真川線に入る。
一般車乗り入れの林道はキレイに舗装され快適なウォーキング道。
聞こえるのは風の音、水の音、鳥の鳴き声。人は誰もいない。


やがて「跡津川断層露頭」（国指定天然記念物）が見えてくる。

日本を代表する第一級の活断層だが、う～ん、どこが断層？？
よくわからない‥‥。
露頭を観察したら断層粘土や断層条跡があるのかもしれませんね。
でも今日はまだ先が長いのでパスすることに。

約２時間歩くとスゴ谷。ここでは立山カルデラの砂防工事用に砂礫を採取している。


林道は二手に分かれ下の道に入ると、まもなく湯川トンネル。
1100m余りあって、長いよ。


そしてトンネルを抜けると、そこは立山カルデラの中の湯川谷。
周囲は切り立ったカルデラ崖となる。


ここには上流の川原から引かれた温泉「天涯の湯」があり、ちゃんと男女別々。


こちらは女湯。入りたいのは山々だが、目的地の泥鰌池はまだ先のため諦めて歩を進める。


上流の川原で温泉噴出孔を発見！（分かりますか？３ｍぐらい噴気が飛んでいました）


ようやく立山温泉跡地へ到着。
ここは江戸、明治、大正、昭和と大変にぎわった温泉だったそう。しかし昭和４４年の大水害で被害を受け閉鎖されてしまった。




まだタイル張りのお風呂の跡も残っている。


そしてさらに歩いて10分、ようやく本日の目的地、泥鰌池に到着！
背後は立山カルデラ崖、森の中にひっそりと静まり返る湖面。
トンボが静かに飛び、たまにピチャリと虹鱒が跳ねる。


立山温泉跡休憩所でソーメンの昼食（Ｙさん美味しかったです、ご馳走さまでした）。
午後２時30分、今度は上部林道を歩いて戻ることにした。

これは鳶山大崩壊地では砂防工事が大規模に進行中。
展望台より写した１枚。


帰りの林道は道脇に太くて美味しそうなカタハ（ヨシナ、ミズ）がいっぱい。
夕食のおかずに少々いただく。


しかしながら、折立までの帰路は長かった。
午後の暑い日ざしを浴びながら、ひたすら２人で歩く。
500mごとに設置された距離ポストの数字がなかなか減らない‥‥。



暗くなった20時、ようやく折立にゴール。
幻の泥鰌池をこの目で見ることができて、大感激、大満足の一日でした。
夜は折立キャンプ場でゆっくりと夕食を楽しみ、テントでぐっすり。

私に池を紹介し、同行してくださったＹさん、ありがとうございました。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊
本日の歩行時間11時間30分、歩行距離30km余。
これだけ歩けたので、もうリハビリウォーキングは卒業して、いよいよ登山に行きたいのですが。
Ｄｒ．いかがでしょうか？（まだダメ？）