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第4回北陸地区登山技術研修会(1)

2014年11月09日 | 山の技術
2014年11月8~9日、金沢市医王山で開催。初日の講習から、チロリアンブリッジについて紹介します。

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勤労者山岳連盟の北陸地区の技術研修会に参加しました。
講師は労山全国連盟より今井雅文さんです。

負傷者を急傾斜地や沢の滝などで搬出する方法として「チロリアンブリッジ」があります。
上部と下部にアンカーをとり、その間にロープを張り、ロープに滑車を掛けて負傷者を吊り下げて下す方法です。
その手順を簡単にまとめると、

(1)上部のアンカーから1名がロープを落としながら懸垂下降で下り、下部でアンカーを作る
(2)次の1名はメインロープを張りながら、下部に下る

(2本のロープがセットされた)

(3)負傷者につけるロープを2本準備する。1本は上部から下すもの、もう1本は下部から引くもの。

(ロープセット完了)

(4)介助者が負傷者とメインロープにかかった滑車をつなぐ
(5)上部と下部から負傷者をロープで確保しながら下ろす

私は負傷者役です。

遥か下に見える軽トラックが、今回のアンカーポイント。あそこに向かって下ろされるのですが、結構な高度感。

右の白色ロープがメインロープ、左の青は上部からの確保ロープ。

心配そうに私を見下ろす皆さん。でも、大丈夫!


上部と下部から確保されているので、スムーズに下りました。

チロリアンブリッジ、憶えたい搬出技術です。

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