日本の木材自給率は現在28%。国の目標は「2020年までに自給率50%」。このカギを握っているのがCLTという新技術。
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CLTとはCross Laminated Timberの略称で、繊維方向が直交するように積層に密着させた集成材。
積層化することにより、膨張収縮が抑えられ、断熱性や遮音性、耐火性、耐震性が高まります。
CLTはオーストリアで開発され、現在ヨーロッパでは中層や大型建築物で急速に利用が拡大しています。
(CLTを使用した集合住宅。オーストリア)
一方日本では、1950年の建築基準法で耐火のため、大面積や中高層建築に木質を使用することを制限しました。
ようやく2000年に法改正が行われ、耐火基準をクリアーすれば木造での中層建築が可能になりました。
国産の杉は密度が小さくて軽く断熱性が高いことから、CLTに適しています。
CLTの普及が進めばスギの需要が増え、木材自給率の向上が大きく期待できます。
(大阪木材仲買会館。ここにも耐火性の高い木材が利用された)
頑張れ~、CLT!
写真はCLT建築推進協議会から転載させていただきました。
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CLTとはCross Laminated Timberの略称で、繊維方向が直交するように積層に密着させた集成材。
積層化することにより、膨張収縮が抑えられ、断熱性や遮音性、耐火性、耐震性が高まります。
CLTはオーストリアで開発され、現在ヨーロッパでは中層や大型建築物で急速に利用が拡大しています。
(CLTを使用した集合住宅。オーストリア)
一方日本では、1950年の建築基準法で耐火のため、大面積や中高層建築に木質を使用することを制限しました。
ようやく2000年に法改正が行われ、耐火基準をクリアーすれば木造での中層建築が可能になりました。
国産の杉は密度が小さくて軽く断熱性が高いことから、CLTに適しています。
CLTの普及が進めばスギの需要が増え、木材自給率の向上が大きく期待できます。
(大阪木材仲買会館。ここにも耐火性の高い木材が利用された)
頑張れ~、CLT!
写真はCLT建築推進協議会から転載させていただきました。
となれば、コンクリートと同じように、引っ張り応力に対する処置が必要なようにも思えますが、どんなものなのでしょうか。
ながながと失礼しました。
従来の日本建築では柱と梁で建物を支えていたに対して、CLTは壁として支えるように使うとのこと。この点からも、新しい木材の使い方が期待できそうです。
panawangさんのコメントを拝読して、このCLTへの期待がますます高まりました。ありがとうございました。
そこで、安藤直人先生がとてもよい話しをしてくださったので、時間ができたときにでも読んでみてくださいね。
大阪の木材仲買会館は、外だけでなく、中も木をふんだんに使っていますよね。こんな気持ちのいい建物が、もっと増えたらなあ。
大阪の木材仲買会館、行ってみたいですね~。