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エクアドルの風

キト市立博物館を訪ねる

こんな素敵な笑顔で迎えられました。
しかし内容はエクアドルの複雑で重い歴史が語られます。

***
本日は土曜日。
語学研修は担当のエンリケ先生の提案で、キト市立博物館を訪ねることになりました。
まずはトロリーバスへ乗ります。


キト市は、南北に走るアンデス山脈2列に挟まれた谷あいに発達した町。
殆どの大通りは南北に走り、交通網も。

交通図で左が南、右が北。

料金は距離に関係なく、1回35センターボ(1ドルは100センターボ)。
しかし、60歳以上は17センターボとのこと。
63歳のワタクシ、嬉しいような悲しいような・・・、ま、ありがとう!


土曜日午前中でも結構な混雑。スリが怖いので車中の写真はなし。
サントドミンゴ広場駅で下車しました。


ユネスコ世界遺産にも登録されているキト旧市街地を歩いて、市立博物館へ。


この歴史ある建物は1950年まで病院でしたが、その後は市立博物館に改装されたとのこと。


入口で総合案内してくださったのは、笑顔いっぱいの女性。
お子さんと一緒に働いている姿がなんとも素敵です!


入るとすぐに、礼拝所。
カトリック教会が病院を創設し運営してきた歴史を感じます。
南米では宗教のもつ力が本当に大きいです。


その後、キト市の歴史展示。


先住民族インディヘナが暮らしていたところに、スペイン人がやってきて、植民地化が始まりました。
時には暴力も使い、


また宗教の力で誘い、




キト市を作っていきます。


インディヘナが働いている様子を撮影した貴重な写真も。


先住民族を圧倒的な力で征服したスペイン人。
それを肯定せざるを得ない歴史は重いです。

この建物は先述したように、かつては病院でした。
修道女たちが看護師として病人に尽くしたそうです。


重い歴史を学んだ後に外に出ると、燦燦と輝く太陽。


起伏ある地に発達したキト市が一望。


カフェでくつろぎのひと時。
エンリケ先生、ありがとうございました!
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