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そもそもエクアドルEcuador、スペイン語の意味は、ずばり「赤道」。
エクアドルは赤道直下の国なのです。
キトの北約23kmにある赤道記念碑を訪ねてきました。
中心街からトロリーバスとバスを乗り継いて2時間弱。
ここまでの交通費は27センターボ、約40円と安いです。
オフェーリア駅で乗り換え。ここは北の中心で多くのバスが発着。
入場料は5ドル。
広い敷地内にいくつもの博物館やレストラン、お店などあり、まるでアミューズメントパーク。
赤道碑、手前の黄色のラインが赤道。
緯度0度0分0秒との表示。
エクアドルの人たちもみな嬉しそうに写真撮っていました。
碑の上からは360度の展望。
内部は博物館になっています。
「地球は球ではなく赤道方向に延びた回転楕円体である」と予測したニュートン。
1992年当時の赤道碑。
実はその時、ここに訪れています。(つまり今回で2回目)
当時とは全く異なり、現在は非常に整備されていてビックリです。
他にもエクアドル各地の文化や歴史、人々の生活などわかりやすく展示されていました。
敷地内にはいくつもの博物館があり、実に楽しいです。
重力や渦、などの実験ができる「理科博物館」や、
英仏の対決を説明した「フランス館」。
ニュートン(英)の予測「赤道方向に延びた回転楕円体」が正しいかどうか証明するために、フランス政府が世界3か所に測量隊を送りました。
そのうちの1か所がエクアドルです。
イギリスとは反対にフランスは「曲方向に延びた回転楕円体」と予測していたのでした。
フランス隊の測量は苦労に苦労を重ねましたが・・・、
結果は皮肉にも、フランスの予測が間違いでありニュートンの予測が正しいことが証明されることになったのです。
かわいそうなフランス隊・・・。
そのフランス隊の偉業をたたえ、彼らの胸像も赤道碑に作られています。
今回書いたこと(回転楕円体がどっちに延びているかをどう証明したか)は、高校の地学で教わります。
毎年授業で説明してきたことを思い出しながら、本日は見学していました。
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Repu
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