一昨日、BS-TBSの「報道1930」というニュース番組を見ていると、コロナ関係の特集をしていて、世界の中で日本のコロナが一番最悪のような報道だったので、皆さんに紹介したくて、書こうと思いました。
この番組は、松原という司会者が、自民党の武見議員、共産党の小池議員、リモートで松本教授という出演者でした。
冒頭から、全国でコロナの死者数が300人を超えて、第6波より多くなった。アメリカに次いで世界2位となっている。一週間の平均でも日本は22万人を超えており、世界1位であると、フリップを示しながら、説明していました。
そこで、武見議員は、外国は完全把握を諦めていて、治療した数字しか出ていないので少ないのだと、言っていました。しかし、それに反論するために呼ばれていることを自覚している小池議員も、松本教授も、多いことに変わりがないと、話をはぐらかしてしまいました。ようやく人口の1割を超えましたが、2割までにはなっていないでしょうに。
次に悪質と感じたのは、死者数が多いことについて、松本教授が感染者数が多くなれば多くなるし、感染者が多いことで医療にたどり着けない人も出てくるとか、危機感を煽っていたのです。
この教授は、何の情報でこのような発言をしたのだろうかと思ったのです。すべて推測です。政府の厚生労働省の分科会のメンバーで、適宜情報を得ることができる人なら別でしょうが、私たちと同じように、テレビやインターネットからでしか情報はないのではないかと思ったのです。それで、こんなコメントなら、私でも言えると思いました。
そして、TBSがひどいと思ったのは、愛知県知事の大村知事が、コロナの死者数が増加しているが、コロナ単独での死者は一人もいないと発言したことをなかったかのようにしていることです。
つまり、ほとんどが、基礎疾患でコロナにかかり、死亡したといえるのです。私も高齢者ですのでわかりますが、高齢者は何らかの基礎疾患を持っていますし、体力も落ちているので、暑さ寒さに弱いのですよ。
私は、死者数が増加しているのは、気象庁のいう「異常気象」により死者が増加したと思っています。今年の第6波でも2月で寒かったでしょう。
ついでに、インフルエンザでは推定ですが、毎年関連死者が約10万人だと聞いています。この人たちの治療はなくなっているのですから、負担が増加しているとはいえないでしょう。
その証拠には私が加入している健康保険協会が昨年初めて黒字になっているのですよ。コロナ感染が怖くて病院に行かなかった人もいるでしょうが、医療従事者の負担は人数が多いということではないのではないでしょうか。医療関係者の負担は防護服を着たり、消毒や報告など、対応手続きの面倒くささにあるのではないかと思っています。
今回、コロナの発生報告の簡略化をすると岸田総理が発表していますが、実は何も変わっていないのですよね。パンクしそうなら簡略化してもいいよ、そのかわり都道府県の判断でしてねということなのです。ですから、東京都はピークアウトしていますので、対応の必要はないのですよね。
それより、あれだけの報告などを求めていながら、何をしているのでしょうか。結局、感染対策をしながら生活することで、自然に任せるしかないのですよね。
ほかの報道も似たようなものでした。死者が最多となった報道ばかりで、内容を分析した報道は皆無ですよ。本当に情けないと思います。最悪なのは、都道府県知事たちですよ。全数報告しても見逃している多数の感染者がいることが推測できるのに、そこを踏まえた発言を聞いたことがありません。
自分で判断して欲しいと言われたことにかみついていました。大村知事を見習って欲しいですよね。大村知事は基本的には嫌いですが、今回はいい仕事をしました。
ゼロコロナが無理なことの証明は、中国がしています。習近平主席に接触する人への防疫対策を完璧に対応していても、感染者が発生しているのですよね。魚などまで検査するとか、中国政府は頭がどうかしているとしか思えません。14億人くらいいるそうなので、中国の感染は収まらないことは見えているでしょうし、収まるのには何年もかかるでしょう。順次、変異株が進まないと解決しないからですよね。
皆さんも、感染した人は、どんな行動をしているのだろうと思いませんか。おそらく、幼稚園や学童保育、あるいは高齢者施設や精神障害施設など、人との接触が不可欠なところとか、感染対策が徹底できないところから、ねずみ算式に増加しているだけですよ。子どもなどは、無症状も多いでしょうから、だれの責任でもありません。
コロナに負けず、感染対策をしながら、自由に生きようではありませんか。