もう公共放送としての役割を終えているNHKですが、今月の初めに職員の経費不正請求事件があったにもかかわらず、テレビなどは皆が見るであろう朝のニュースではやったところはなかったのではないでしょうか。
11月2日付けの読売新聞オンラインで見つけました。「NHK経費不正請求、30代の報道局記者を懲戒免職処分に・・・私的な飲食など12件34万円」という記事です。記事を読む限り、12件の34万円ですが、確実にわかっただけでもということで理解してください。確実でない事もありますから。
記事では、「記者による不正請求問題でNHKは2日、30代の報道記者を懲戒免職処分とすることを発表した」というものです。事件としての立件はせずに、事実関係を本人が認めたから、内部処分の退職金の出ない懲戒免職としたのでしょう。懲戒免職処分で手を打ったような感じです。
あるいは、金額も少ないし告訴するほどのことはないという判断かもしれませんが、ほかにも何かしていそうな感じもするのですよ。読売新聞は、さらりと書いて、告訴のことを追及していません。あっさりしています。民間人や公務員なら、必ず告訴しないのかとか、ほかに罪があるのではないかとかやるのにと思います。
今回の事件は、いや、告訴していないから読売新聞も「事件」とせずに「問題」としたのでしょうが、軽い印象を与えています。ですから、私は、あえて事件とします。NHK職員の平均年収は1000万円ですよ。平均ですから、どれだけもらっているのだと思いませんか。この事件では、あれだけの給料をもらっていながら何に私的に使っていたのかとか、質問したのかともいます。飲食店だけなのかと。また、飲食店はどのような店だったのかとか、焼き肉屋だとかではないかとも思いました。
誰か、NHKを始め報道を追及する団体を作ってくれませんか。