見出しの大会(正式名称は、「感染症と自然災害に強い日本を!国民の命と生活を守る1万人大会」です。)が東京で開催されて、杉良太郎氏が「災害スクランブルシステム」なるものを作らないといけないとか意見を表明したことがテレビニュースになっていたのを見ました。
その「災害スクランブルシステム」なるものの意見表明の内容が、被災者を救えないで放置していたとか、飛行機やドローンなどで情報収集・分析をしてヘリコプターで消火したり、被災者をヘリコプターで強制退避させろとか、威勢良く言っていました。岸田総理も出席して発言していましたよ。どんな気持ちで聞いていたのでしょうか。
私は、これまで杉良太郎氏には、悪い人物の印象はなかったのですが、何かうさんくささを感じてしまいました。そこでこの大会とは何んだったのかを調べてみたのです。
まず、主催者は、ニューレジエンスフォーラムという団体で、会長は三村明夫氏。日本商工会議所だったかの会頭ですよね。同会の設立は令和3年6月8日、設立の趣旨は、コロナや東日本大震災などの緊急事態への対処で不備が露呈したということで、それを改善しようということのようです。
そして、杉良太郎氏は、5月30日(木)に日本武道館で開催されたこの大会へは厚生労働省の健康行政特別参与として出席し、意見表明をしたとのことです。
さらに調べたのは、事務局長は千葉選出の国会議員で医療関係にコネのある者でした。それでようやく輪郭が見えてきたのですよ。厚生労働省の医療関係担当者の差し金だなと推測しました。そして、杉良太郎氏に理解不能な発言をさせたのだと感じました。理解不能というのは私が感じたことですのでご理解をお願いします。
その理由です。今でも災害時には現場の実態把握や分析もやって、できる限りの対応はしているでしょう。全国の災害は違う地形の中で、現場の担当自治体も異なる中で、マンパワーには限りがありますよ。それに対して、俺たちにそのまま死ねというのかと言われれば、自分のことは基本的に自分で判断して対応してくださいということでしょう。(大雨洪水で完璧な対応が出来た自治体などありませんよ。)私は、すべてを否定しているのではありません。不備を検討して、最小限度の力で最大の効果を発揮できるようにすべきとは思いますが、完璧な対応など無理ですよ。
報道が何でも国が悪いとか、自治体が遅いとか報道する(今日もNHKが能登半島地震の対応を批判する内容をやっていましたよ。市民団体が絡んでいるのかと思いました。本当に暗い番組でした。)のですが、きちんと取材して、大人の判断として分析すれば、今の日本は最高ですよ。不備が露呈するのは当たり前ですよ。何でも事前に準備しておくなど、無駄なことの方が多いですよ。万全など出来ないですよ。災害も異なりますし。
感染症も同じでしょう。国連でもパンデミックに対応する会議がまとまらなかったと言っていましたよ。結論は1年延長するとのことです。それに対して、反ワクチン派と思われる団体がワクチンを強制されるようになるとか、偽情報を流していました。どこにもいろいろな考えがありますからね。ワクチンを打つ打たないは自己責任でいいのですが、打ちたい人への妨害だけは辞めてほしいと思います。
そういうわけで、自分のことは自己責任を合い言葉に、いろいろ自分で調べて判断しましょうよ。何が真実で、何が正しいのかなんて誰にもわからないこともありますよ。