日銀が31日の2日目の金融政策決定会合で現在の政策金利の0%から0.1%というのを0.25%程度に引き上げるなどの決定をしたようです。私は、過去の旧民主党政権下で円高を放置したことで、日本経済がガタガタになったことがトラウマになっていて、また、景気が冷え込むのではないかと恐れています。
皆さんは、日銀は政府とは独立しているとはいえ、公の機関ですから、肌感覚での政策決定はあり得ないということは理解されていると思います。これは、アメリカのFRBも同じで、いくつかの経済指標をみながら各委員が議論するわけですよね。
以前も日銀の政策を書きましたが、報道は目玉になるところしか報道しないで、その他の部分は全く解説しませんので、国民にはどのような影響があるかは自覚できません。例えると、マイナス面では金利で住宅ローンが上がるとか、メリットでは銀行の預金金利が上がるくらいです。銀行の預金金利が上がるといっても、せいぜい0.1%位でしょう。先般、0.2%にする銀行もありましたが、私は、株と社債につぎ込んでいますよ。
そうした日銀の性質を理解した上で、自分の肌感覚を大切にして対応を検討すればいいとおもいます。また、失敗しても仕方ないではないかと自覚することです。成功ばかりではありませんからね。
つまり、日銀は経済学に基づいた理想を追いかけているわけで、そのための政策を調整しているのでしょう。2%の物価目標だの、インフレ率だのといういくつかの指標をみて検討するのでしょうが、日本国内だけの動きでは誤ることもあると考えています。
私は、円高はあまり好きではありません。先日書いたように、150円くらいで止めておいてほしいと思います。国も国債の金利が上がると困るのですよ。
皆さんも、いろいろな商売をしていく上で、固定的にいる費用とか、為替変動に連動した費用など、収入と支出のバランスを考えながら対応しているでしょう。危機管理として何をしておかなければいけないかも検討していなければ大変なときに対応できないでしょう。
商売をしている皆さんの成功をお祈りします。(商売をしていないサラリーマンも、ニーサやiDeCoなど、いろいろな経済を勉強した方がいいですよ。年金だけでは絶対的に不足ですから。)