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建築研究室です。和歌山市で!
仕事以外の事が多くって。。。

ガラスブロック

2006-08-21 23:43:44 | 有田川を望む家
有田川を望む家-030

先週の土曜日から3日間でポーチ、バルコニー及び西面の1,2階にガラスブロックが積まれました。

大阪より来てくれた専門の職人氏です、「腕」はピカイチ!今回、指名でお願い致しました。

「イブキ」と名前の付いた20cm角のこの建材は外壁であり、開口部であり、内壁である。「光り」は通すけれど「近所の視線」「車の騒音」「飛んでくる虫」を防いでくれる。
唯一弱点は、春の心地よい「風」を通せない事。
でも、建築家は考えています、「風」のルートは他にもあるのです。

明日より・・・

2006-08-18 23:29:28 | 有田川を望む家
有田川を望む家-029

正面の二本の「H型鋼」にガラスブロックが積まれていきます。
1階は、勝手口の目隠しに、2階はバルコニーの手摺と目隠しにと施工されます。

『バルコニーとベランダ』
バルコニー:主に階上で建物から外に張り出した部分。
ベランダ :主に階上で下部に建築空間が有る物(1階の屋上などを使用)ポーチとほとんど同義語ではあるものの、日本では主に1階部分に設える。

バルコニーもベランダも半戸外的空間ではあるが、ベランダの方が本来屋根が有ったりする事が通常のようです、より室内的な要素が高いのでしょう。
ジュリエットがロミオに想いを寄せるシーンや「聖子chann」が歌うのが「バルコニー」です。。。
蘊蓄王 下畑氏談・・・
でした。。。

既存部分としっかりと・・・

2006-08-11 23:22:45 | 有田川を望む家
有田川を望む家-028
屋根附近の足場も取れました。
既存の入母屋の瓦屋根との取り合いも「うまく納まって」います。

このあたりの内部は既存の柱、20数年前の増築時の柱、今回の増改築中の柱と新旧併せて1ヶ処に3本集まっている。
後日又、画像添付するものの和室への入口は幅広の枠廻りが、大工の「手」により見事に「納まって」います。

外壁・腰

2006-08-04 20:50:09 | 有田川を望む家
有田川を望む家-026

腰部分の左官工事が始まる、終日下塗り作業。

より補修頻度の少ない部分を足場の必用な高所を鋼板張りとし、鋼板製より補修が必用かも知れないが、目線が近くディテールの「面白み」など楽しめる部分を左官工事で仕上げる。
万が一の補修の必要性があろうとも足場は必要なく簡便に作業遂行が期待出来る。

黒艶消しの鋼板を支える「腰部分」の「テクスチャーとカラー」を考察中。
画像方面では面積比率は3:1、黒く面積の多い部分の「腰」だけに、出来るだけ軽快に仕上よう、重力を取り去ってしまうような計画にしなければ、重たいだけのイメージになってしまう。
さて、請うご期待!!としようか!!!

臨時施工図作成場:外部編

2006-07-28 23:51:11 | 有田川を望む家
有田川を望む家-024

場内工事は刻々と進捗中。
サッシも入り、ガラスも入っている、本日は玄関サッシの取付作業中。
建築主用と私用にコンストラクションキーを預かる。
キチッと戸締まり、キチッと整理。

内作大工氏との打合せ後、変更や調整図面の施工図を描くに当たり近隣の家屋の影で「赤えんぴつ」で作図。
先週までの長雨も上がり、夏本番って感じ、せめて作図作業くらいはちょっと風通しの良いところで・・・
ちょっとした、私の第二の仕事場ですわ。


カンバイタ

2006-07-25 23:59:49 | 有田川を望む家
有田川を望む家-023

カンバイタ→看板板  
と今日現場で大工氏に教えてもらいました。
いわゆる、現場でベニア板一枚に柱や梁、仕口や継手及び通り記号一、二、三、い、ろ、は・・・
作業漏れの無きよう、check墨が入っている。
「プレカット」に依る木造建築が大半を占める昨今「手刻み」で上棟から造作までこなせる大工は何人居てるのだろうか?

今日、訪ねてみたのよ!「プレカットで構築し、ケーシングで枠取り作業までするのと、私のような手刻みに無垢板の作業、窓枠からドア枠、見切り縁に至まで鋸目を入れて鉋を掛けて・・・どう?仕事としたら?」

大工氏は「そりゃ!プレカットよ!ケーシングよ!楽でエエでぇ!鉋はほとんどいらんしなぁ!!貴方の仕事は手間は掛かるし、無垢木の使用が多いので気は遣うしなぁ!」
と云いながら「シュ!シュ!シュシュ!!」と鉋を掛けている。
でも、その姿は決して手間の掛かる事をイヤがるでなく、むしろ「大工」としての「シゴト」を楽しんでいるようにすら思えてならないのだが・・・

追記
現場で大工さんが鉋の「刃」を研いでる姿を見ますか?
私の現場では、バケツに水をはったものが必ず有ります。
「鉋も鑿」も研ぐのです!!!

トコ柱

2006-07-19 14:11:46 | 有田川を望む家
有田川を望む家-022
既存建家・和室8帖のφ五寸「トコ柱」です。
トコ柱では珍しく、上屋の梁からの積載荷重を受けています。

増築部分との床レベルの関係上、床を15センチ持ち上げる。
そうする事によりこの残す「トコ柱」には、長押(ナゲシ)、落とし掛け(オトシガケ)鴨居(カモイ)と臍孔(ホゾアナ)の処置を考慮するものの、どのように細工しても傷跡のように歴然と残ってしまう。

建築主とも相談の上、これら臍孔群をそっくりそのまま残そうと考える。
改築後この「トコ柱」にはトコは設置しないで間中(マナカ)の押入が左手に設置される。

「記憶継承仕上げ」と名付けられた「トコ柱」は「杉絞丸太柱(スギシボマルタバシラ)となるものの、屋根から梁を通して伝わる鉛直の荷重を依然しっかりと受け止めてくれる重要な柱に代わりはない。

吉野杉

2006-07-14 21:21:22 | 有田川を望む家
有田川を望む家-021

玄関ポーチ軒天井です。

節一つ無い綺麗な「チョコムース色」です。
外気に晒される事数年で、色の薄い濃いが均一近くになってくるそうです。
「吉野杉」の特徴の一つです。

保護塗装としてドイツ製「健康塗料」を塗布します、当然綺麗な木目は「生かし」ます、(気持ちはグリーンに少し染色したいのですが・・・)