秋の楽しみな新作が発売されるまで、そこら辺に残っているものを消化しているのですが、これが結構面白い。大半が¥1,000前後で、送料無料のためのオマケばかりです。¥550の送料をさけるためなので、実質は¥4~500程度。中には運賃より安いものもあるくらいです。
そのうちの一つが天ノ空レトロスペクト(15/10/30 GLacé)
そのうちの一つが天ノ空レトロスペクト(15/10/30 GLacé)
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目立った特徴があるわけでもなく、適当にサラッと切り上げるつもりでした。
ところが意外にもテキストは読みやすく、やり取りもそこそこ、絵もいつの間にか違和感を覚えることもなく、描かれた世界観にすんなりと入っていけました。
なによりも驚いたのがSD画像。正直いって、今回はメインよりもずっと良かったというのは言い過ぎかもしれませんが、私の好みにピッタリで、その一つがこれ。ヒロインが風邪で寝込んだところを、親友のエリと何故か嫌われている?主人公が偶然お見舞いにやってきて、一緒におかゆを作る場面なんですが・・・
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このようにコミカルタッチで、内容もほのぼのとした心温まるシナリオばかり。
決して派手さはないのですが、安心してプレイできました。
今作はエロゲが最も扱いやすいテーマの一つ神様で、天ノ空(アマノソラ)の題名通り産土神(うぶすながみ)にまつわる話です。
産土神とは生まれた土地の守護神で、死んだ後まで守護してくれるとされているのですが、一説には他所に移り住んでも生涯守護してくれるともいわれています。ただ人が他所に移動すれば、当然そこにも産土神がいるわけで、土着の神との間でひと悶着が起きる可能性が無きにしも非ず。
それを取り上げたのがしのんルートです。天ノ空市を守護する主役のアマホシの力はメッキリ衰弱して可愛らしい女の子にホンの少しばかり毛の生えた程度。一方東北からエリと共にやってきた産土神は圧倒的な力を有しています。となれば・・・
こんな風にノンビリとした流れの中にもピリッとしたイベントがそこそこあります。
攻略は4人、選択肢も一度だけという簡単なものですが、上から順に選べば、大空ひまり⇒雨宮しのん⇒石生楽深澄⇒アマホシの順で、違和感なくプレイできました。最後のメインヒロインのアマホシルートが多少チグハクだったのはご愛敬、最後はしっかりと締めてくれます。
攻略は4人、選択肢も一度だけという簡単なものですが、上から順に選べば、大空ひまり⇒雨宮しのん⇒石生楽深澄⇒アマホシの順で、違和感なくプレイできました。最後のメインヒロインのアマホシルートが多少チグハクだったのはご愛敬、最後はしっかりと締めてくれます。
もう一つが甘夏アドゥレセンス( 17/3/24 コンフィチュールソフト)
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以前プレイしたラプソディックホリデイが価格の割に面白かったので、その前作にあたるこれを何かのついでに買ったもの。
ラプソディックホリデイよりも面白かったかもしれません。テーマがロックなのでハチャメチャ感が半端なかったですが、チマチマしたものではなく何事も前向きで、ひたすら突っ走る勢いが実に小気味良い。
ご都合主義だとか性善説だとか色々批判もあるようですが、私は好きです。少なくともプレイしている間は夢中になって楽しんでいました。尺も長からず短すぎず、適度なボリュームです。
攻略は4人、魅力溢れるキャラばかりですが、やはり王道の幼馴染ルート・ナツが最強で、ラストにしたらスムーズに話が繋がります。その一シーンです。
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複数ライターとはいえ、どのルートもメリハリがあり、一貫したテーマに則ったものだから違和感なく仕上がっています。しかも学園内にはとどまらずあのロシアにまで発展します。おいそれと遊びに行けるような国ではないし、生命は大丈夫なのかと思っていると案の定、KGBに狙われたりして???
システムは問題なし、とはいえないですね。前へのジャンプ機能がないので、共通ルートがかなり長く、選択肢もごく僅か。個別ルートも分岐点までかなりあるので、周回プレイはスキップだけで、結構大変です。でもゲーム展開が面白く、その間は苦痛よりも期待感のほうがず~っと強かったですよ、私は。
エレキが好きならサウンドだけでも十分値打ちあると思います。ただその分、BGMが少なかったことは仕方ないですね。
若葉色のカルテットはプレイ出来ず終い。ケモミミをそろそろと思っていましたが、4連休に神様のような君へ(20/3/27 CUBE)が¥1,000引きの¥6,000になっていたのでつい購入したためです。当分先になるでしょうね。神様のあとは、期待のさくらの雲*スカアレットの恋の体験版の第一弾が公開されたばかりだし。もちろんこちらの方が優先順位は高いですね。前作のあまいろショコラータ(絵が好みではありません。どうみても園児か小学生にしか思えませんので)以外はきゃべつそふとの作品は全部プレイ済みです。
大正ロマン時代へのタイムスリップって、なんとなくアメグレに近い雰囲気ですね。どんな仕掛けがあるのか、またどんなどんでん返しがあるのか、今からドキドキして、第二弾の2~4章が公開されるのが待ち遠しいんですよ。
他にもあるんですが、実は真・恋姫†夢想 劉旗の大望もかなりのエピソードが未プレイのままでPCから削除していません。合間を見つけて、とは思っているのですが、半年以上そのままで、12~13章の拠点フェイズからそのままになっているのかな、と。一部外史に必要なものだけは済ませているのですがね。
やっぱり若葉色は忘れてしまいそうですね。