バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

遺伝子なしiPS細胞、化学物質で代用…安全性向上に期待

2008年05月14日 | NEWSクリッピング
 さまざまな細胞に変化できる新型万能細胞(iPS細胞)は、これまで3~4個の遺伝子を体細胞に導入する必要があったが、2個の遺伝子と化学物質を体細胞に加えることでも作製できることが、米スクリプス研究所のシェン・ディン准教授らの研究でわかった。
 遺伝子を使わない安全性の高いiPS細胞を作る技術の開発に道を開く成果だ。京都市で始まった国際シンポジウムで11日、発表した。読売新聞 2008-05-12
iPS万能細胞2008 >> バイオ塾情報創庫DB 2008-05-14

てんかんの原因遺伝子発見 治療薬につながる可能性

2008年05月14日 | からだと遺伝子
 発達の遅れを伴うてんかん「大田原症候群」の原因遺伝子を、松本直通横浜市立大教授や山形大などのチームが発見、11日付の米科学誌ネイチャージェネティクス電子版に発表した。
 チームの才津浩智横浜市大助教は「この遺伝子によってつくられるタンパク質が正しく働くようにする物質を見つけられれば、治療薬開発につながる可能性がある」と話している。東京新聞 2008年5月12日

作製法の違いで性能に差も iPS細胞で慶応大発表

2008年05月14日 | 医療 医薬 健康
 さまざまな細胞に成長できる新型万能細胞「iPS細胞」は、作製法のわずかな違いで機能や安全性が変わる可能性があることを、岡野栄之慶応大教授が動物実験で12日までに見つけ、京都市で開催中の国際シンポジウムで発表した。iPS細胞の安全性を向上させる研究に役立ちそうだ。東京新聞 2008-05-12
iPS 万能細胞2008>> バイオ塾情報創庫DB 2008-05-14

植物遺伝子の機能を迅速に解明するゲノムデータベースの構築

2008年05月14日 | 植物&農業
独立行政法人 農業生物資源研究所は、植物種を超えて、遺伝子の機能を推定するのに役立つ、比較ゲノムテータベースSALAD (Surveyed conserved motif ALignment diagram and the Associating Dendrogram) databaseを構築し、インターネット上に公開します。公開はウェブサイト(http://salad.dna.affrc.go.jp/salad)で2008年5月12日より行う予定です。http://www.nias.affrc.go.jp/press/20080512/

モデル植物シロイヌナズナの遺伝子発現地図を完成・公開

2008年05月14日 | 植物&農業
- 植物の遺伝子の発現パターンと機能をオンラインで知るAtGenExpressプロジェクト -
 生物のいとなみは、生命の設計図と称される遺伝子のDNA配列や遺伝子の発現の仕組みなどで、複雑に展開し、成長していきます。DNA配列の決定や遺伝子の発現解析技術の向上で、生体内の遺伝子発現の動きを丸ごと知ることも可能となっています。 理化学研究所(プレスリリース)2008-05-12

華中農大、水稲の生産量をコントロールする遺伝子を発見

2008年05月14日 | 植物&農業
英国科学雑誌「Nature Genetics(ネイチャー・遺伝学)」のインターネット版は5日、中国科学院アカデミー会員で華中農業大学教授の張啓発氏を筆頭とする科学研究グループの最新の研究成果を発表した。同グループは初めて、水稲の生産量などの性状をコントロールすることが可能な遺伝子GHD7を発見し、そのクローンに成功した。NewsChina.,2008-05-12

組換えポリヌクレオチド

2008年05月14日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
出願番号 : 特許出願2004-83481 出願日 : 2004年3月22日
公開番号 : 特許公開2005-269904 公開日 : 2005年10月6日
出願人 : 味の素株式会社 発明者 : 三原 康博 外1名

発明の名称 : 組換えポリヌクレオチド

【課題】発現効率に優れた組み換えポリヌクレオチドを提供することを課題とする。また、発現効率に優れた組換えポリヌクレオチドを用いた形質転換体および、タンパク質の製造方法を提供することを課題とする。
【解決手段】腸内細菌(Enterobacteriaceae)科に属する細菌の酸性フォスファターゼのN末端領域に由来するシグナルペプチドをコードする塩基配列と、前記シグナルペプチドをコードする塩基配列の下流に、タンパク質をコードする塩基配列とが組み込んだ組換えポリヌクレオチドを導入した形質転換微生物を作製し、この微生物を培養して所望のタンパク質を製造する。

ペプチド生成活性を有するタンパク質

2008年05月14日 | 医療 医薬 健康
出願番号 : 特許出願2004-83482 出願日 : 2004年3月22日
公開番号 : 特許公開2005-269905 公開日 : 2005年10月6日
出願人 : 味の素株式会社 発明者 : 三原 康博 外2名

発明の名称 : ペプチド生成活性を有するタンパク質

【課題】効率のよいペプチドの製造方法およびそのためのペプチド生成タンパク質等を提供する。
【解決手段】下記(A)および(B)に示すタンパク質のうち少なくとも一方の存在下で、アミン成分とカルボニル成分とを反応させてペプチドを生成させる。(A)特定のアミノ酸配列を有するタンパク質(B)特定のアミノ酸配列における第20番目のアミノ酸残基がアラニンであり、当該アラニン以外の領域に、置換、欠失、挿入、付加および逆位からなる群より選ばれる1または数個のアミノ酸の変異を含むアミノ酸配列を有し、かつ、ペプチド生成活性を有するタンパク質。

カンキツ類の幼果を原料とする機能性成分含有食品素材およびその製造方法

2008年05月14日 | 生薬・植物成分と薬効 漢方
出願番号 : 特許出願2004-90131 出願日 : 2004年3月25日
公開番号 : 特許公開2005-270026 公開日 : 2005年10月6日
出願人 : 三重県 外1名 発明者 : 市ノ木山 浩道 外3名

発明の名称 : カンキツ類の幼果を原料とする機能性成分含有食品素材およびその製造方法

【課題】 カンキツ類の幼果を原料として、その機能性成分を安定保持しつつ、食感に優れかつ苦みを除去した食品素材およびその製造方法を提供する。
【解決手段】 本発明のカンキツ類の幼果を原料とする機能性成分含有食品素材の製造方法は、カンキツ類の幼果を粉砕する予備工程と、該粉砕物に苦み成分除去酵素および発酵微生物を添加して嫌気性発酵を行なう改質工程とを備えてなることを特徴とする。上記苦み成分除去酵素がナリンギナーゼであり、上記発酵微生物が乳酸菌であることを特徴とする。また、上記改質工程において、果皮質分解酵素を添加することを特徴とする。

組換えプラスミド及びキメラウイルス

2008年05月14日 | からだと遺伝子
出願番号 : 特許出願2004-90336 出願日 : 2004年3月25日
公開番号 : 特許公開2005-270032 公開日 : 2005年10月6日
出願人 : 岐阜県 発明者 : 川本 尋義 外4名

発明の名称 : 組換えプラスミド及びキメラウイルス

【課題】 免疫原性を有するペプチド、又は生理活性ペプチド若しくはその前駆体を大量かつ迅速に得ることが容易な組換えプラスミド及びキメラウイルスを提供する。
【解決手段】 組換えプラスミドは、クローバー葉脈黄化ウイルスのゲノムに由来する第1のポリヌクレオチドと、免疫原性を有するペプチド、又は生理活性ペプチド若しくはその前駆体をコードする第2のポリヌクレオチドとを備える。免疫原性を有するペプチドは、動物ウイルスの蛋白質若しくはその一部、又は微生物の蛋白質若しくはその一部であるのが好ましく、ノロウイルスのキャプシド蛋白質又はその一部であるのが特に好ましい。キメラウイルスは、前記組換えプラスミドを植物に感染させることにより生成される。