理系お兄さんのぼやき日記

つれづれなるままに日暮らしすずりにむかひてこころにうつりゆくよしなしごとを…意外に覚えているもんだなw

はまなすと白鳥(その3)

2016-03-19 23:59:18 | 旅行
今日、上野発の最後のカシオペアが2000人のファンに見送られながら出発したとのこと。今頃、札幌に向けて走っていることでしょう。北海道新幹線の開業が着々と進んでいるということです。そして、はまなすと白鳥の廃止も着々と近づいているということです。では、前回の続きを…

青森駅には30分くらい前に到着しました。ドトール向かいのお土産屋コーナーで追加のお土産の仕入れです。「そうそう、(青森在住経験者で今回いろいろ情報をもらった)同僚たちへちょっとした手土産を買おう」ということで、リンゴストレート果汁の缶ジュースやアップルパイを買います。「おい、同行者くん、これを見よ!」「あっ!…」 前回、苦労して手に入れた「朝の八甲田」がここにもありましたよ!w ドトールに入ってコーヒーを飲みつつ、荷物の整理をします。お兄さんのガラガラは半分近くがお土産です。同行者君は瓶入りのジュースとか買うから、入りきらずにお兄さんの空きスペースに入れてあげましたw 

「では、そろそろ乗りますか!」改札を通ってホームに向かいます。789系電車がお出迎え。

スーパー白鳥21号

座席に座ると前面のテーブル裏面に

青函トンネル通過時刻の案内

丁寧に青函トンネルに入る時刻、出る時刻を案内してくれます。快速海峡の時はあったかな?そもそも海峡にテーブルあったっけ?など考えているうちに発車です。この案内も青函連絡任務が解除されたら剥がされるんだろな。789系は道内の電化区間で普通に特急電車として転用されるみたいです。


客室とデッキを仕切る扉

となると、このドアに描かれている道南と北東北のデザインはどうなるんだろ?と思ってたら

津軽線蟹田駅

蟹田に到着しました。数名の乗客が下車します。地元の人にも青森市内への足として活用されているみたいです。ここはJR東日本と北海道の境界であり、乗務員の交代もこの駅で行われます。かつては寝台特急の北斗星などの車掌さんもこの駅で交代のため、停車していました。北海道新幹線が開業したら、この駅はどうなるんだろう…

白鳥は一路、函館へ向けて走ります。津軽路は並走している車と、たまに見える明かりのみの銀世界。細かくトンネルが続きます。デッキ仕切りドアの上の電光掲示板がトンネル名を流します。17時55分ごろに轟音とともに青函トンネルへ。このトンネル、前後の短めのトンネルと違って湿度が高いから窓の外が結露して曇ります。竜飛定点(旧竜飛海底駅)、吉岡定点(旧吉岡海底駅)を通るときは蛍光灯の明かりが続いて流れます。あ~、まだ「駅」で見学可能だったときに来たなぁ、と感慨深く眺めていました。実は大昔に両方来たことがあって、最終日にも竜飛に来てます(そのうち書きます)

トンネルを出て北海道へ上陸しました。北海道新幹線開業とともにJRから「いさりび鉄道」という3セクに移行になる江差線を通過。なお、江差線は木古内から江差間は先行して廃止されています。(ちなみにこの区間も乗り納め済)五稜郭駅で北斗へ乗り換えのため下車し、函館へラストスパートするスーパー白鳥を見送りました。

五稜郭駅に到着


白鳥、お兄さんが帰省の手段としてよく使っていたころは、盛岡―青森の「特急はつかり」でした。関東から盛岡まで新幹線、盛岡から青森ははつかり、青森から札幌までははまなすと乗り継いで帰省したものです。新幹線とはつかりを乗り継ぐと特急料金の割引制度があり、はまなすは急行のため急行料金が1000円くらい、そして乗車券は学割が使えたので結構使っていました。寝台車は高根の花なので、座席車でうたた寝だったけどね。まあ、当時は平日なら乗車率が2~3割くらいだったからボックス1つを一人で占領出来るような状態で、喫煙車両もあったため、うつらうつらして目覚めてタバコ吸って、またうつらうつらして…と長閑な時代でしたね。そして、就職して金銭的に多少余裕が出来ると北斗星にメインが移りました。年末に車窓の景色を眺めながらグランシャリオで夕食を摂り、B個室でゴロゴロのんびり過ごす幸せ。なんだか、そういう旅の選択肢が無くなるのはちょっと寂しい気がしますね…

北斗星、エルム、はまなす、白鳥、はつかり、今までありがとう。

みちのく紀行(はまなすと白鳥 番外編その6)

2016-03-17 23:06:45 | 旅行
ちょっとだけタイトルを変えてみました。二泊三日(うち車中泊1泊)の旅行なのに意外と大長編になってしまった…

さて、八甲田山から味噌カレー牛乳ラーメンを食べるために、昨夜間に合わなかったラーメン屋さんに向かいます…が、八甲田山からちょっと足を延ばせば「日本一の積雪量」の酸ヶ湯です。当然、見に行くでしょう!


酸ヶ湯あたりの車道

はい、こんなんなってました!樹木が完全にサンドイッチされてます…でも、こんなんなっても夏になったらしっかりと葉を広げるんだろうな。自然ってすごいねぇ。縦に見える細い棒は除雪用の目印ですが、3メートルくらいはありそうなのに、それを超える積雪です。あぁ、こんなところで雪中行軍したら、天候悪けりゃ死ぬわな… 酸ヶ湯ってくらいなので硫黄の強烈なにおいが漂う中、ひなびた感じが魅力的な温泉宿がぽつんと一件だけあります。あー、今度青森さ来たときはここに泊まろう!と決意したお兄さんでした。

さて、青森市内に戻ります。いよいよ例のラーメン屋さんへ!札幌館です。おお、さすがに昼時だけあって、ちゃんと開いてる!w中に入るとレジで先に注文と支払いをする前払い方式です。おばちゃんに「味噌カレー牛乳ラーメンね!」「ミルク入れていいの?」「?」レジ脇のメニューを見ると普通のラーメン、味噌ラーメンやら結構な品数があります。しかも「味噌カレー牛乳ラーメン」と「味噌カレーラーメン」が別々に存在してる!うん、ラーメンに牛乳って抵抗ある人多そうだもんね、これはいいシステムだね。もちろんお兄さんはミルク入りですけどね!で、同行者は何を頼むのかな~(・∀・)ニヤニヤ 「同じのをもう一つ…」おおっ!勇気を出したな!で、空いた席で待つことしばし…

札幌館の味噌カレー牛乳ラーメン

ぱっと見は札幌の味噌ラーメンと同じだが、香りはカレー。うん、不思議な感覚だ!スープをすすると…うん、味噌とカレーと牛乳だね!でもそれぞれが自己主張をしているものの喧嘩をするわけでもなく見事なハーモニーを奏でている。さっそく麺をすすると、札幌ラーメンの麺の口当たりなんだけど絡むスープの風味が全然違うから初めは正直戸惑いました(^_^;) でもね、二口、三口とすすると、違和感が消え、ごく当たり前な感じになってすごく美味い!あっという間に完食してしまいました。うーん、大盛にすりゃ良かった…

よし、食ったな!お土産を仕入れに行くぞ!と店を出ました。「朝の八甲田」というお菓子が美味しいと元在住者から聞いてて、直営店が札幌館近くの新青森にあるらしいので向かいます。新青森駅に近づくと、車が大渋滞。あれ?北海道新幹線はまだ開業してないぞ?結構な台数が停められそうな立体駐車場が見えるのに、この車列はなんだ?すこしずつ進んでやっと入口かと思ったら、誘導員さんに「新幹線に乗るんか?」「いや、乗らないけど駅の中でちょっとお土産を買いに」「あ~どうせ○○のコンサートに行くんだべ?ダメダメ」と追い返されてしまいました…仕方ないので同行者を降ろして近くのコンビニ駐車場で待機することにします。「○○のコンサート?そんなの、ここと関係あんの?」と思いながら、ぐぐる先生に尋ねると「今日はすぐ近くのホールで超有名グループのコンサートがあるのじゃよ」とのこと…確かに、駅前のバス停からもシャトルバスっぽいのがバンバン走って行きます。

コンビニで青森名物?のイギリストーストをゲット!

イギリストースト2種 イギリスなのにフレンチとは、これいかにw

しばらくすると同行者が両手に荷物を持って戻ってきました。「あったか?」「ありましたよー。それと、はいこれ」何だい?コロッケ?「ホタテコロッケとかニンニクコロッケとか揚げたてだったから買っちゃいました」うーん、どれどれ…うん、うめーな!揚げたてだし!さて次はアスパムに行くぞ!アスパムは青森駅近くに立ってる三角形の建物で物産館らしいです。お土産仕入れるにはちょうどいいだろ。ということで向かいました。

アスパム△は青森に来るたびに気にはなっていたけど、お土産は大体出発地で買うし、フェリーターミナルでちょこっと追加を買うくらいだったから中に入ったことはありません。入ると1階のフロア―に県内の名産品がたくさん並んでいます。リンゴまるごとのパイの「気になるリンゴ」やホタテの干し貝柱など色々あります。もちろん生のリンゴもありましたが、季節外れなのでそこそこのお値段…箱ではちょっと厳しい値段のため、単品で3個だけ買いました(^_^;)

1箱3~7千円。次は旬の季節に来るぞ!

さっきから、バターの香りがするなぁと思ってたら、アップルパイを焼いてる店がありましたよ!さーせん、これを一つください。受け取るとホカホカ焼きたてだ!休憩スペースの椅子に座ってサクサクモシャモシャ。バターの香りとリンゴの甘酸っぱい香りがたまらん!うめーな、もう一個食いたいなぁ。けど、さっきのコロッケが結構効いてるな…ふと、とんでもないものを見つけた。「おい、同行者よ、あれを見ろ!」「あっ、…」さっき苦労して入手した「朝の八甲田」が普通に売ってる。うん、確かに名物なら、こういうところにも置くわな…そういや、お兄さん、職場へのお土産をまだ買ってないから、あれにするわ。自宅用には八戸の名物いちご煮を買います。いちご煮と言っても果物のイチゴは一切入っていないよ!中身はアワビとウニという極めて贅沢な一品。どうやらウニがイチゴに見えるからいちご煮と言うらしい。これがね、お吸い物にしても炊き込みご飯にしても最高なんだわ。ぜひ食べてみてくださいな。

一通り買い物を終え、時計を見ると白鳥の発車時刻まであと1時間と迫っている。レンタカーを返さなきゃならんし、そろそろ行くか!いやぁ、ちょっと詰め込みすぎた弾丸ツアーだったけど結構面白かったよなぁ。まだまだ行きたいところもあったなぁ。

一旦、同行者と荷物を青森駅に降ろし、レンタカーを返して徒歩で駅へ戻ります。途中、青函の輸送を担った連絡船の八甲田丸が見えました。あー、何度か中に入ったっけ。今回はちょっと余裕が無かったもんなぁ。

メモリアルシップ八甲田丸

次はいよいよ白鳥に乗車です!

はまなすと白鳥(番外編5)

2016-03-16 23:36:55 | 旅行
足の小指は皮下組織まで裂けて剥がれるというケガをしたもののキズパワーパッドのおかげで痛み知らずのお兄さんです。いやぁ、今までのいわゆる「キズテープ(地域によってバンドエイドだのサビオだの色々な呼び方があるらしいが)」と全然違うからみんなも試してみてくださいな。
さて、奇行文もそろそろ終わりです。

前日までの行程

温泉に浸かって、布団でゆっくり寝たわぁ~と起きて朝ごはんです。じゃらんで調べてたら、このあたりでは朝ごはんに「貝焼き味噌」と言うものを出す宿が多いらしい。ということで、これを食すために朝食のみプランで予約してました。大広間の朝食会場へ向かいます。昨夜は遅くに着いたためか、ほかのお客さんの姿をほとんど見なかったけど朝食会場には若いカップルや老夫婦、会社の同僚グループのおっさんなど5、6組がすでに食べていました。

メニューは焼き魚、卵焼き、つくだ煮、焼きのりなどオーソドックスな和食メニュー、そして「貝焼き味噌!」ホタテの貝殻に味噌ベースのたれを入れ、ホタテやネギ、キノコなどを載せて固形燃料であぶります。そこに溶き卵をかけて、お好みの焼き加減でどうぞ!とのことらしい。「焼き味噌」と言うから北海道のちゃんちゃん焼きみたいに味の濃いものを想像してたが、卵のおけげもあって、まろやかで美味しい!こりゃ朝ごはんのメニューにも合いますな!二人とも綺麗に平らげ、チェックアウトの時にモーニングコーヒーを出してもらい、出発前に一息入れます。よし、では行くか!今日の運転士は同行者君だ!

まず向かったのが同行者が希望した八甲田山。ここは知ってる人もいるかもしれんが高倉健が出てた映画のロケ地でもあります。青森在住経験のある同僚いわく「あの山は出ますよ~」とのこと。まあ、お兄さんと同行者は全然気にしないので出ようが出まいが関係ないがなw 事前に調べると八甲田山って「青森市内」なんだな!もうちょい遠いイメージがあったけど意外と近い。そして山頂までロープウェイがあるのは知ってたけど冬期間も営業とのこと。ただし強風など荒天の場合は運休だって。俺らの普段の行いが試されるな!w バイパスから八甲田山方面へ酷道を走ります。市街は全然雪が無かったけど、山に向かうにつれ積雪がどんどん高くなる。そりゃ、日本一の積雪を誇った酸ヶ湯のすぐそばだもんね。

積雪路を後藤伍長の銅像が立つという茶屋の方へ向かいます。おっ!あれかな?雪に埋もれる駐車場の奥にそれらしい建物が…「閉まってるね」「銅像は辿り着けそうにないですね…」うん、じつは元在住者に「たぶん冬は行けませんよ」と言われてたのは、お兄さんだけの秘密だwまあ、行けたらいいな~のノリだったけど、やっぱり無理だったなw

積雪高と同行者(185㎝)の比較 右奥に見えるのが銅像茶屋

同行者君特有のデジタル制御アクセル(オンかオフしか無いw)に強い不安を感じたため、ここで運転を交代。気を取り直してロープウェイ乗り場へ。って、ここはスキー場じゃねぇか!スキー客の車でいっぱいの駐車場で何とか駐車します。「Yナンバーが多いな」「米軍が近いですもんね」そう、「Yナンバー」とは車のナンバープレートの本来ならひらがなの部分が「Y」なんです。これは在日米軍の軍人さん専用の分類となっており、横須賀や横田、厚木あたりでも結構見ることができます。ここには三沢基地のアメちゃんがスキーを楽しみにに来てるんでしょう。

ロープウェイ乗り場に入る「運行中」の文字が。やっぱ俺らは普段の行いが良いもんなw てか、スキー客ばかりで、一般的な「観光客」って俺らくらいじゃね…スキー客は絶対買わない「往復券」を買いスキー客でほぼ満員のゴンドラに乗り込みます。満員なので窓辺で景色を楽しめない…まあ、帰りはガラガラだろうから帰りに期待だね…で、そこそこ長い乗車時間&急こう配だったので結構登ったんだろうな~と山頂駅に到着。外に出ると一面の白銀の世界!北海道で見慣れているはずなのにテンションが上がります。「おい、あれ読めないぞw」

「八甲田山ロープウェイ」と看板があるっぽいが樹氷化して全然読めない

 
樹氷と遠くの山々

北海道だと、この時期あまり山頂には行かないからとても新鮮な景色でした。

ハイテンションでも寒いものは寒い!よし、下山だ!下りのゴンドラに乗り込みます。我々以外にも10名ほどが乗っていてちょっと安心しましたw 帰りは車掌?のお姉さんが八甲田山の標高やロープウェイの性能などをアナウンスしてくれ、麓駅に到着。麓駅では「映画 八甲田山」の写真パネル展をやっており、同行者が興味深げに眺めていました。高倉健や三國連太郎、丹波哲郎など名だたる名優がたくさん出演してたんだなぁ、こりゃ帰ったら観ないと!

そろそろ昼ご飯の時間なので青森市街へ戻ることとしました。昼ご飯は…そう、味噌カレー牛乳ラーメンですよ!

つづきはまた明日にでも。では~ノシ

はまなすと白鳥(番外編4)

2016-03-15 22:43:43 | 旅行
寝ぼけてトイレに行ったら足の小指を強打して大流血したお兄さんです…
紀行文(奇行文?)もなかなか進まず、はまなすと白鳥が先に廃止になってしまうんじゃねえかと、ちょっと焦っております(^_^;)

さて、大間から青森に帰るぞ!でもね、お兄さん、基本的に同じ道を通るのが嫌なんですわ。なので「下北半島周回コース!」を選びます。大間から海沿いに思いっきり南下しますよ!

図中の赤い線がこれまでの行程

大間の街からちょっと南下すると右手に大きな工事現場が現れます。あ~これがあの「大間原発」か。いつになったら稼働するんだろうね。と話しながらさらに南下を続けます。うん…どんどん道が狭くなる…途中、佐井村を通過しますが、どっちが本線なのか分からん…ナビを頼りに何とか市街地を抜け酷道を南下し続けると、それまで海岸線を走っていたのにどんどん登って標高が高くなる。でもね、海が見えるんですよ。高いところから見る海と夕日がとても綺麗だ!おい、景色がいいz…妙に静かだと思ってた同行者は寝てやがりました…(-_-)zzz


海と夕日(さっきの荒天は何だったのか…)

たまに通りすぎる漁村がひなびた雰囲気を醸し出してます。うーん、やっぱり旅はいいな。相変わらず同行者は寝てるけど。あれ?この先は行けないだと!延々南下できるものだと思ってたら途中で冬季通行止め…左折して山越えしてむつ市に向かえとのことで一周の夢はここで終了…むつ市内に入るころには真っ暗です。さーて、むつ市までの往路は湾の内側を通ってきたから…復路は当然、太平洋側を南下するルートに向かいますよ!同じルートは通らないもんね!東通原発の脇を通りますが、ちらっとそれらしい煙突やタワークレーンが明かりに照らされているのを見たけど、それ以降、原発の敷地側は森、森、森…金網に掲げてある「管理区域」の標識がかろうじて原子力施設ということを物語っています。うーん、もうちょいオープンにした方がいいんじゃね?と思いながら南下を続け、六ケ所村の国家石油備蓄基地の明かりに照らされた巨大タンク群沿いの道を走ります。あぁ、同行者はまだ寝てやがる…

青森―野辺地は「みちのく有料道路」というルートもあったけど、さすがにかなりの大回りになって宿のチェックインに間に合わなそうなので、やむなく往路と同じ国道4号を通り、宿の浅虫温泉へと向かいました。(野辺地の時点で20時過ぎてますw)宿に着くと、女将さんが丁寧に出迎えてくれ、部屋に入るとすでに布団がひいてありました。このまま寝てもいいくらいな疲労のお兄さんですが、散々寝てた同行者は「腹減りました!」だって。「はいはい、じゃあ味噌カレー牛乳ラーメンね!」「マジで行くんですか?」「当たり前だろ」と事前に青森在住経験のある同僚から聞き及んでいた、青森の隠れた名物「味噌カレー牛乳ラーメン」を食べに向かいます。同行者は「そんなふざけた混合物は嫌だ」だの我儘を言っていますが、寝てた君に選択権はありませんよ!ググる先生は、ラストオーダーの時刻と浅虫温泉からの所要時間がかなりギリギリだということを教えてくれたため、即出発です。

うーん、間に合うかな~まあ、流れも悪くないしな~…あっ、あれだ!間に合った!店の前に着くと…「本日終了」…チーン…はぁ、同行者はちょっと安心した顔してやがるが「よし、今晩の食うところの選択権はくれてやる。ただし明日の昼飯はここだからな!」

不幸中の幸いというか、幹線道路沿いのため、そこそこ遅くても開いているチェーン店がちらほら見えます。そんな中から同行者が選んだのは「かっぱ寿司」おい…俺らの朝飯、そして昼飯はなんだっけ?いいのか?ほんとに?いや、まあ俺らの街にはかっぱ寿司は無いもんな、仕方ないね… が、いざ食べはじめると新幹線が運んでくる面白さも手伝って、食える食えるw 時間が遅めだったせいか品切れも多かったけど二人で40皿超えましたw

満足して宿へ帰る途中、これも同僚に聞き及んでいた、生シェイクの美味いドライブイン「みちのく」に寄ります。トンネルのすぐ手前にあって若干停めにくいものの交通量が少ない23時過ぎのため、適当に停めちゃいます。昭和な感じの建物の中はガチャガチャがたくさん。美味そうな手作り弁当も並んでます。寿司食ってなかったら絶対買ってたな…壁に貼ってあるメニューを見るとやたらと種類があります。そしてメニューの脇には「店内撮影禁止!」と。何かトラブルでもあったのかしら?お兄さんは1番人気だというイチゴ生シェイクを、同行者はリンゴシェイク(確か…)を堪能しながら宿へ戻り、温泉に入って即爆睡させていただきました。朝からかなり動いたもんなぁ。

と今日はこの辺でノシ

はまなすと白鳥(番外編3)

2016-03-11 00:04:41 | 旅行
いやあ、眠い。昨日は定時で帰宅して晩御飯も食わずにうたた寝をしてしまった。今日も眠い…春眠暁を覚えずなのかな?まだまだ寒いけど、やっぱり春は近づいてるのかねぇ。
さて、紀行文の続きです。

むつの科学技術館からいよいよ大間に向かいます。地図では下北半島の上辺を海沿いに左上へ進めばいい簡単なルートです。昔、室蘭までのフェリーが走ってた大畑を通り過ぎ、海沿いの道を進みます。途中、同行者が「隣の水平な丘は鉄道跡ですかねえ?」と聞いてきます。「あれ?大畑までは通ってたけど大畑から先は知らんなぁ」でも確かに小さい橋が架かってたり、線路跡にありがちな水平な築堤が道路の隣に存在してる…。
※後で調べたら「大間線」という路線が建設されたものの結局開通せずにそのまま廃止になった路線だそうな。しかも現行の青函トンネルよりも先に、トンネルルートとして計画されていたらしい!同行者よ、君は鉄ヲタ(廃鉄)の素質があるぞ!

大間に近づくにつれ、雨が降りはじめました。「まあ、雪じゃないからいいけどな~」と進むと雨脚が結構強くなってくる…よっ!大間に着いたぜ!って頃にはまともに雨です…しかも風も強くて気温が低いからめちゃくちゃ寒い((+_+)) とりあえず先端の写真を撮るぜ!

「本州最北端 大間崎」

うゎぁぁ…寒い!ダメだ!撤収ーっ!!
一応、同行者が目星をつけていたマグロを食わせる店に向かいます。が、同行者、店名とメニューだけ調べて場所は全然知らんと!仕方ない、グーグル先生にお伺いしよう!あれ?ほぼ近くなんですが…で、やってきたのが「大間んぞく(おおまんぞく)」というお店。さっそくメニューを開くと大トロ、中トロ、赤身の三色丼が目に付きます。そして魅力的なのが「マグロの唐揚げ」…不味いはずがないだろ!ってことで「俺決まったわ!」「じゃあ注文しましょう」「「三色丼と唐揚げ単品!」」ハモるな!w えーっと、、じゃあ唐揚げは1人前頼んで半分こにしようか(^_^;)

三色丼とマグロの唐揚げ

美味い!美味いよ!生の水揚げは1月で終わりとのことで冷凍ものなんだけど、マグロってマイナス60℃以下で冷凍すると鮮度が維持できるのね。下手に日にちの経った生より美味しいんだわ。唐揚げはちょっとはパサパサしてるかなぁと予想してたけど、しっとり柔らかくて美味い!その辺の居酒屋チェーンとは全然違うぞ!いやぁ、来た甲斐があったな!同行者くん!店名通り、大満足して店を出ました。

「日本最北のサークルK(かつ本州最北のコンビニ)があるらしいので行きましょう」と同行者。大間んぞくから迷いながら件のコンビニに到着です。そういや、お兄さんが関東にいたころはサークルKの無い地域だったから、何か新鮮な感じ(*‘∀‘) まあ、最北とはいえ、中は普通のコンビニですがね(当たり前だけどw)

本州最北のコンビニ、(本州最北の)サークルK

よし、下北での目的地は概ね制覇したな?「いや、ほんとはもっと行きたいところがあったんですがね」う~ん(^_^;)さすがに時間が無いから今日は青森市内まで戻るぞ!と踵を返すのでした。…が、ちょっと迷って変な方向に向かってしまったのです…続きはまたのちほどノシ