おたまじゃくしを眺めながら。

おそらく、音楽の話が中心になると思います。思っていることを、綴っていきたいと思います。

大丈夫だよ

2022-03-02 13:31:15 | 音楽
 学校の授業中のはずなのに、Textを送って来た生徒さんの妹さん。なぜか生徒さんじゃなくて、生徒さんの妹さん。心配事があったのですね。でも大丈夫。あなたは頑張ってますよ~ってね。家の中に、彼女を肯定してくれる人がいないのかな?親はついつい、自分の子どもがもっとできるんじゃないかと思って、厳しくなっちゃったりするんだよね。でも大丈夫。完璧な人なんていないから。あなたはあなたのままで大丈夫。

 人間って、誰でも、ただ、肯定して欲しい時ってあるんだよね。肯定してもらうことで、安心して次に進める。

 今日は忙しいから大変です。でも、ピアノを教えることは楽しい。歌うことも好き。好きなことをやらせてもらえているから。

 ところで、うちの息子、どこに行っちゃったんでしょうね。最近見てないんですよ(笑)忙しいのかな?きっと、便りがないのは良い便り。

 娘が忙しいから、そっちに気を取られていた。少し助けが必要みたい。試験の聴音。耳で聴いて、何調から何調に転調したのか、わからないみたい。でもね、グレード8の場合、もしも長調から短調に転調した場合、平行調にしか転調しないから、答えが出せるはず。短調から長調は問題に出ない。耳で聴いて、どの時代の曲か。ジャズが出てくれれば、簡単なのだけど、そうとも限らないから。でも、試験官は、バロックや古典派は、テンポを揺らさないで演奏することになってるし。つまり、テンポが揺れていればロマン派。片手でメロディー、もう片方で伴奏(和音)を弾いていたら、大抵古典派とか。ワルツは殆どロマン派とか。こんな教え方しちゃいけないのだろうけど、でも、試験をいい成績で合格しようとしたら、こうなっちゃうんですよね。教えていて、嫌になっちゃうことがある。だって、そうじゃないよね、ホントは。
 Cadanceもそう。グレード8の聴音で必要なのは、perfect cadenceと plagal cadenceがわかれば、あとはimperfect。こんな教え方していていいのかなあって、疑問に思っちゃうんですよね。試験でいい成績をとることの方が、本当に音楽を理解することよりも大事になってしまっているでしょう?

 生徒さんには、「試験の時だけね」って言うことがよくある。本当は違うんだよ~。そういうこと言う先生は、生徒を混乱させてるだけって言われるかもしれないけど、私も十分混乱してます。

 でも、大丈夫。私も、私の教え方しかできないから。習いたいって言う生徒さんがいるんだから、良いんだよね、きっと。なんだか開き直ってる~(笑)

A Ray of Hope

2022-02-14 23:57:21 | 音楽
 男の人が、歳を重ねるとカッコ良くなるって思ってるのって、私だけじゃないです。同級生もそう思ってた(笑)
 そうそう、絶対男の人はカッコ良くなってますよ。いろんな体験をして、色んな知識を得て、でも、老けないですよね。

 ちょっとうらやましい。だって、女って、老けちゃうもの。

 でも、私は歳と共に、どんどん自由になっていくような気がする。若い頃の方が、「こうじゃなくちゃいけない」みたいな、勝手なルールの中で動いていた。そのルールが、一つ一つ取り除かれて、今の方がずっと自由。

 今日は、思い切って、金曜日に書いた曲を録音して、YouTubeに上げました。いろいろ反省点はあるけれど、曲を書かなくちゃ前に進めないから。
 A Ray of Hope 日本語に訳すと、「希望の光線」かな?
 パンデミックで、世界がすっかり変わてしまって、辛いこともあるけど、希望の光が見えて来たかなあって思って。強い光じゃないんだけど、でも、トンネルの向こうが見えて来たんじゃないかな。あるいは、トンネルの向こうの世界があるはずだって、信じたい自分がいるのかな。今望んでることが、実現して欲しい。
 望むことを止めてしまったら、実現しないんじゃないかな。きっと、このままになってしまうんじゃないかな。自分で自分に、「このままでいいの?本当に良いの?」って問い詰めながら書いた曲。

 今日、心が落ち着いているのは、きっと、心が揺れ動いた後だから。気持ちの整理がついたから。自分の気持ちに正直になりたいって思ったから。

 希望の光を信じたい。

演奏の難しさ

2022-01-22 14:47:23 | 音楽
 バランスをとるって、結構難しいですよね。ゆっくりした落ち着いた曲の場合は特に。
 それは速度のバランスかもしれないし、強弱のバランスかもしれないし、アーティキュレーションのバランスかもしれないし。
 急ぎ過ぎると、慌ただしくて、曲の雰囲気が変わってしまう。ゆっくり弾きすぎると、どんどん重たくなっていく。そんな曲の真ん中に、静の部分と動の部分があって、そこの弾き分けも、飛び出さないようにバランスを取りながら。
 音の響きの美しさを聞かせる曲は、いわゆる良い音、美しい音、透き通った音を出せるテクニックを持っていなければならない。

 私はもう、関節炎などで、演奏とは遠ざかってしまっているけど、教える立場にあるから、そういう音の出し方、演奏の仕方を教えることができなければならない。どんな言葉を選ぶか、あるいは、弾いて見せるのか、どちらにしろ、生徒さんに通じなければ意味がない。生徒さんが知識としてわかったとしても、できるようにならなければいけない。

 今日は、そんなことを考えさせられるレッスンでした。
 試験は、最終目標ではないんです。でも、試験を受ける生徒さんには、やはりある程度のレベルに達してもらわなければいけないし。生徒さんと二人三脚です。私も本気じゃないと良い結果は出せないから。本気じゃないと、生徒さんに伝わらないしね。でもね、確かに、大事なことは、試験の結果じゃないんですよね。「あなたは、そのままでいいのよ~」って、ちゃんとわかってくれてるかなあ。テンポがどうとか、音がどうとか言っちゃうけど。

 私自身が良い先生になりたいから、自分を磨くしかない。やっぱり教育は、人格から人格なんだと思う。もっと学んで行かなくちゃ。

 諸事情によって、今日は早く帰って来れたので、オンラインレッスンの前に時間がある。書き途中の曲がある。書き進めれるうちに書き進めておきたい。でも、今リコーダーの練習しないと、あとで時間がないかも。いろいろ葛藤があります(笑)一日が26時間ぐらいだったらいいのに(笑)

子どもの権利と大きな愛

2022-01-05 21:55:45 | 音楽
 今朝の抗原検査、陽性でした。まだ外に出れません。

 でも今日は、昨日よりも少し、集中できました。少しずつ、良くなってます。

 息切れも昨日よりは断然良くなってます。でも、Covidにかかる前とは、全然違います。

 娘は、寮が開かなったので、うちにいます。明日、寮は開くのですが、月曜日に戻ると言ってます。学校は今日から始まったのですけど、学校へは月曜日から行くと言ってます。本人のやりたいようにさせてます。何と言っても、我が家の女王様ですから(笑)

 子どもって、子供って変換しちゃうんですけど、大人の都合のいいように供わってるわけじゃないんですよ。だから、私は、「子ども」と書きます。子どもにも権利はあります。先進国で、ヘイグ条約に調印していないのは、日本だけです。つまり、日本の法律は、子どもを中心にできていないのです。「親権」という、親の勝手な権利が、未だに存在します。親であることの権利がないと言っているわけではありません。そうじゃないと、誰の子でも、勝手に親だと言って、連れ去ることができてしまう。そう意味ではなくて、子どもは、親の所有物ではないのです。
 この話を書いたのは、久しぶりだなあ。
 ピアノを教える時も、子ども中心です。6歳以下の子どもは、教えません。6歳以上でも、本人の意志でなければ、教えません。親がやらせたいという場合は、お断りします。
 世界的なピアニストを育てることと、子どもの権利を守ることと、どちらが大事だと思います?
 だから、3歳からとか、4歳からピアノを始めるのは、私の目から見ると、無謀なのです。手も小さ過ぎます。
 6歳から始めても、9歳から始めても、音大へ行く生徒さんはちゃんといます。現在、ブダペストのコンセルバトリウム(リスト・アカデミー)で学んでいる生徒さんもいますよ。彼女は9歳の時、私の所に来ました。才能のある子は、3歳から始めなくても、ちゃんと世界に羽ばたいていきます。

 今日、同級生とチャットをしていて、子どもの権利について、再び思い出したのです。息子が小さな頃、ずいぶんそれで、戦ったなあって。

 メッセージと言えば、すごく嬉しいことがありました。

 ちょっと変な言い方だけど、Covidにかかったおかげで、良かったことの一つです。
 FBのリコーダーのグループの人が、心配をして、PMしてくれました。アメリカとか、イタリアとか、フィリピンとか、韓国とか。会ったこともない人達なのに、リコーダーを通じて知り合って、こんなに温かいメッセージをくれて、本当にありがたいです。「You are awesome!」って書いてくれた人までいた。リコーダーを習うということは、リコーダー以上なんですよね。それ以上に、得るものが大きい。

 頑張らなくちゃって思います。私も誰かが辛い時、大変な時に、ちゃんと温かいメッセージを送れるように、私自身を磨いておかなくちゃいけませんね。世界には、やさしい人が、たくさんいます。その一人でありたい。

 この人たちへの、最大のお礼はきっと、もっと練習して上手くなることだと思う。リコーダーだけじゃなくて、人間としても、もっと成長したい。

最後の曲

2021-12-31 21:38:38 | 音楽
今年最後の曲を、YouTubeにアップしました。
深夜までにもう一曲書き上げない限り、この曲が今年最後の曲です(笑)いや、知りませんよ、もう一曲書いちゃう可能性だってあるでしょ(笑)?

 今年は、いろいろありましたが、まだ生きてます(笑)。生きててよかったです。心から、そう思います。きっと、私があの時死ななかったのは、今年があったからなんですね。そんな出来事がありました。
 私の人生が変わったと言っても過言じゃない。

 残念ながら、Covidにかかっちゃいましたが、重症にならなくて良かった。ワクチンができていて良かった。

 アップした動画、結構苦しかったです。まだちょっと、咳が出るから呼吸がきついかな。Covidと関係があるのかわからないけど、関節が傷むから、ピアノを弾くのもいつもと違いました。かなり不揃いな音符を弾いてる。でも、この曲は、来年になる前にアップしておきたかった。私の記録みたいなものかな。今年は、こんなことがあったって。
 タイトルは、この間のブログから。

  まだ、伊達巻作ってないから、作らなくちゃ。今日は、服も髪も、だしの匂いに染まってます。